2009年6月28日日曜日

今日の市民公園

今までこのブログは、わたし“事務局”だけが投稿していましたが、前回前々回と続けて、NPO代表が投稿してくれました。読んで頂ければ、校庭芝生化についてご理解が広まるのではないかと期待します。

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今日は日中のくもりのうちに、芝刈りをやってきました。
近所の保育園父母会主催の親子運動会がおこなわれました。運動会のじゃまにならないように、準備の間にチャチャッと仕上げましたよ。




←とてもいい状態ですが、小石が多いので作業前の石拾いが必須です。
 
 
 

 
 
お知らせしましたように、7月20日(月・祝)に北側1,100㎡の芝生化作業が“鳥取方式”によっておこなわれます。
昨年度の「雨水浸透枡」工事の際に掘り起こしたガレキがそのままむき出しになっており、そのままではポット苗による芝生化作業の妨げとなるため、市と協議して、上層10cmの床土をすっかり入れ替える工事をおこないました。
  
 
  
茶色く色が変わっているところが、土の入れ替えをおこなった部分です。来週は向こう側約半分の工事をおこないます。
  
 
 
←お昼ごろ通りかかると、運動会ご一行が昼食中でした。こんな芝生の上の光景はいいですね。
「来年は芝生の上で運動会ですよ」と宣伝してきました!

小金井二小の芝生(続き)

昨年東京都の芝生化推進プログラムにて校庭の全面芝生化を行われた、小金井市の小金井第二小学校を訪問しました。こちらでは、校庭の芝生化に際してしばしば不安材料とされる、芝生保護のための「養生期間」を全く取っておられません。それでも、子ども達の運動場、遊び場環境としては十分良好な状態を維持しておられます。

芝生を眺めていたら、小川校長先生に偶然お会いすることが出来ました。
以下、小川校長先生に伺ったお話を紹介します。

~一切養生しておられないそうですね。

「最初からそれが条件でした。芝生の校庭が素晴らしい、たくさんの効果があるというのは聞いていましたが、だからといって子ども達が使えないのでは意味が ありません。 幸い、小金井二小は素晴らしい方がサポートして下さっていて、目いっぱい使いながらもダメージを最小限にするような使い方の工夫も教えてもらっている。最大限使ってこの状態ですから、十分でしょう。」



~芝生の校庭にして何が変わりましたか?

「学校を吹き抜ける風が変わりました。以前は、校庭の上を吹き抜ける風は砂埃を含んだ熱風で、とても校舎の窓を開けておく気にならなかったけれど、今は全く違います。朝一番に校舎の窓を開け放つと実に涼しくさわやかな風が入ってくる。これが実に気持ちがいい。」



~子ども達の様子はどうですか?

もちろん、芝生にする以前よりもずっと多くの児童が外に出て、芝生の上を走りまわって遊んでいます。遊んでいる最中の動き、体育やスポーツをしているときの動きの質が変わって、以前にくらべてダイナミックになりました。その一方で保健室で記録している児童のケガは大幅に減っています。

面白いのは、誰もそうしろと言っている訳ではないのに、多くの児童が、芝生の外で靴を脱ぎ、脱いだ靴をきちんと揃えてから、裸足であそんでいます。なぜか脱ぎ散らかしたまま遊ぶ子というのは少ないのです。

体を動かして遊ぶという面だけでなく、児童の憩い、リラックスという面でも大きな効果があると思います。先日高学年の女子数名が校長室に来て、『校長先生!私達、青春してきたんだ!』と言うのです。『青春する』って何のことかと聞くと、『芝生の上に数人の友達と輪になって、寝そべっておしゃべりすること』だと教えてもらえました(笑)。 本当に素晴らしい環境です。」


~芝生にして、逆に困ったことというのはありませんか?

「この質問はよく聞かれるんですが、困ったことというのはありません。皆さん『ホントは何か問題もあるでしょ?隠さないで言って下さい!』と言われるんですが、ないのです。子どもたちのためを思えばいい事ばかりです。」

小川校長先生、芝生化先進校としての貴重なお話をお聞かせ頂きありがとうございました。
本ブログでこのお話を紹介することで、校庭の芝生化についての理解が少しでも深まってくれることを願いつつ、投稿します。

2009年6月25日木曜日

小金井二小の芝生

2009年3月11日にこちらで紹介しました、小金井第二小学校にお邪魔し、芝生の今の様子を見せて頂きました。

素晴らしい状態です。グリーンキーパーの栗島さんによれば、「これでも6割くらいの状態。使い方を工夫すればもっともっと良くなります。」とのことですが、芝生の技術者ではなく、一保護者一市民としての目線で見た感想を言わせて頂けば、「これでも十分素晴らしいですよ!」です。



ところどころ水はけが悪かったり、使用の集中しがちな箇所ではティフトン・ライグラスともに生育が悪く、剥げてしまっている部分もところどころあります。しかし、こちらの学校では「養生期間は一切取らない」という方針で、週末も野球&サッカーで目いっぱい使ってこの状態であることを考えれば、十分いい状態と言えると思います。

さらに素晴らしいことに、そういうところの補修用のポット芝を児童と一緒に作る話を、ちゃんと進めておられるそうです。

よく「校庭を芝生にするなんて、踏みつけて使っていればすぐダメになってしまう。ダメになってしまえば使わせてもらえなくなる。だから校庭芝生化なんてダメだ。」という意見を聞きますが.....、

こんな考え方はどうでしょうか。

「転んでも痛くない芝生の校庭だから思いきり遊びたくなる。思いきり使えば傷むところも出てくる。それは芝生が私達の代わりに傷んでくれているということ。私達の代わりに傷んでくれた芝生は、私達の手で直してあげよう。」

恐らく小金井二小の先生方や子ども達は、このように考えてくれているのではないでしょうか。教育の場として素晴らしいと思います。こんな学校に通える子ども達は本当に幸せだと思います。



「芝生にしたらどうやって運動会のラインを引けばいいのか」

という反対意見を聞くこともありますが、ご覧の通り、芝生専用の水性ペイントでちゃんとラインが引けます。踏まれるうちに消えてしまい、運動会などでは何度も引き直さなければならない石灰のラインよりも、ずっと使い勝手がいいそうです。



歩きながら芝生を眺めていたら、小川校長先生に偶然お会いすることが出来ました。


小川校長先生とグリーンキーパーの栗島さん

次回は、小川校長先生に伺った、「校庭が芝生になったことで何が変わったか」というお話をご紹介します。

2009年6月21日日曜日

6月20日はポット苗の日!

6月20日(土)は、おそらく「校庭芝生化」にとって、ひとつの記念日になるのでしょう。
 
この日全国各地で、ティフトンのポット苗移植法による、芝生化作業が行われたようです。最近では、いわゆる「鳥取方式」としてマスコミなどで有名になった方法です。
 
NPOファングリーンは、地元に近い府中市内小学校の芝生化作業のお手伝いにうかがいました。
芝生化するのは校庭をL字に取り囲む部分を中心とした約600㎡ほどの面積です。
 

 
 
←GWに製作したティフトンのポット苗はこんなカンジに成長しました。向こうに見えるのは、5×5=25個入った「ポット苗パレット」です。 
  

 
 
10時からの移植作業に先立ち、PTAの役員さんたちとまずは穴開け。




←すぐれものの道具「唐クワ」です。いろいろ使いましたが、このタイプが重さも適度で、効率がもっとも良いですよ。
(でも翌日は、確実に筋肉痛ですケド)
 

  
そして、10時前から子どもたちと保護者が合わせて100名ほど集合しました。
 


←みんなでワイワイと小1時間の作業でした。
あらかじめ唐クワで開けた穴に、苗をひとつ埋めて、土をかけて平らにして、足で踏んでできあがり!
 
学年ごとに違う色のゼッケンを付けて作業場所を割り振っていました。
  
 
 
  

←肥料を撒いて、水をまいておしまいです。


  

   
月曜日からも、特に立ち入り禁止にせず使うそうです。この考え方はいいですね。
モチロン立ち入り禁止にした方が芝生にとってはいいのでしょうが、夏休み前に見て、成長が悪いようだったらまた植え増しするそうです。
PTAの方々、先生方、教育委員会の方、市議会議員の方など、お世話になりました。

すてきな芝生ができることを祈っております。 
 

2009年6月17日水曜日

むさしの市民公園全面芝生化決定!


                                      (撮影:09年6月15日)

2007年から少しずつ取り組みを広げて、昨年は約500㎡の芝生化をしたむさしの市民公園ですが、これまでの活動が市からも認められ、今年はいよいよ公園の北半分約1,100㎡にも芝生を拡張し、ほぼ全面を芝生化することが決まりました。

以下の通り、ご案内します(転送歓迎)

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むさしの市民公園での芝生ポット苗植え付け
~いよいよ全面芝生化です!~

期日:2009年7月20日(月・祝日)
時間:10時~12時頃 (雨天決行)
場所:むさしの市民公園(武蔵野市役所南側)
用意するもの:汚れても良い服装(天候に応じて、長袖、日焼け止め、雨具等ご用意 下さい)、軍手があればなお可。
作業:現在、土がむき出しの公園北側にポット芝約10,000個を植付ます。
当日の可否判断:雨天決行ですが、よほどの荒天の場合には当ブログに掲載します。
※飲み物とお菓子程度はご用意いたします。
※参加費は無料です。
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「クワで穴をあけてティフトンという芝のポット苗を埋めて足で踏む」という作業で、最近ちまたで“鳥取方式”と呼ばれている手法です。植え付けるティフトン苗は、6月上旬に某大学のご協力で制作し、現在育成中です。

地元団体や利用者の方々にも、ご参加をお願いしています。
小さい子どもから大人まで、幅広い年齢層の様々な市民が集まって、皆の力で現在の公園を気持ちのいい緑の芝生に変えることが出来たら…、すばらしいと思います。

ほかの地域では、ティフトン苗を使った芝生化の施工は6月下旬に行われているようですが、むさしの市民公園では7月12日に数万人規模のおまつりが開催されるために、おまつり前を避けて7月20日の施工となりました。

また、時期が迫りましたら再度ご連絡させていただきます。
どうぞよろしくお願いします。

2009年6月14日日曜日

今日の市民公園







夕立の予報ですが、まだ雨は降らず…。
芝刈りと施肥、散水を行いました。






2009年6月9日火曜日

八王子市富士森競技場

日曜日は、“抜けるような青空”。

子どもたちは、毎年行われている多摩地区ミニラグビー交流大会に参加しました。





←夏のような青空









←楽しそうだなぁ。






グラウンドの芝生は、コウライシバノシバ混ざっていましたね。
やや不陸(ふりく:凸凹)がありましたが、子どもたちにとってはお構いなしでした。
年間、どのくらいの管理とどのくらいの一般貸し出しをやっているグラウンドなのか、興味あります。

きれいな芝生を保つために貸し出しをしないんじゃあ、きれいなのは当たり前だし、多少痛んだ芝生でも、積極的に貸し出しているのなら評価できます。

2009年6月8日月曜日

ライグラス日記

春先のライグラスは発芽~成長が遅かったのですが、この時期(室内)だと早いですね。
 



←播種後9日目でこんな感じ。






あんまり伸びすぎたので…





←お昼休みに、きっかり4cmに刈り込んでやりました。
ペン立てにあったハサミでジョキジョキ。




 

2009年6月7日日曜日

昨日の市民公園

雨が続いて芝刈りが数日間できませんでした。
昨日は、午前中で雨が上がったので、芝がかわいた夕方に芝刈りをしました。
   

 
 
 
←しばらく刈っていないときに、作業をすると、やったあとがハッキリわかるのでなんだかうれしいのです。
 
 
 

 




←このくらいの距離、角度からだとけっこうイイカンジですね。
 
 
 


昨夏・一昨夏に植えたティフトンがグングンと元気になっているところは多いですが、まったくなくなってしまっているところ、ライグラスが元気が良くて隠れてしまっているところもあります。
 
そういうところは、7月のポット苗で補修してやる予定です。
  

2009年6月5日金曜日

ライグラス日記

ムシッとした、うっとおしい天気が続きます。
播種後6日目(6月5日)のペレニアルライグラスです。
根っこの様子もよく見えます。地面から、上と下に同じくらい伸びているのがわかりました。

2009年6月3日水曜日

ライグラス日記

昨日は、つかの間の晴れ間でした。
今日はまたくもり空…、そろそろ梅雨入りの時期ですが、週間予報で見るともう少し間がありそうな感じです。

さて、事務局の職場の机の上が殺風景なので、空いていたガラス容器にライグラスの種をまいてみました。ちょっと小さめですが、ガラスなので根っこの様子も見えるかな。

播種は5月30日(土)
 

 
  
 
←これは6月2日(火):播種後3日目
ちっちゃな芽がひとつ出ています。
 
 
 

   



←そして今日(6月3日):播種後4日目
もうこんなに芽吹いています。





…すいません。つまんない日記で。