2011年10月30日日曜日

芝生

日中はまずまずのお天気でしたね。午前中は、むさしの市民公園でのんびりゴミ拾いをして、軽く散水をしました。
野球をする親子連れや、子どもたちが大勢。
ダイビングキャッチやスライディングまで披露してくれました(写真が間に合わなくて残念)。

そのうちサッカーに疲れて、芝生の上でごろんと転がる子も。

まったりとキモチいいわな。 これが芝生の良さですな。
何度も言うけど、土のグラウンドじゃこんな様子は見られません。

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で、そのあとは近くの武蔵野中央公園スポーツ広場へ。
ここでは、わが子がラグビーをやっています。

子どもがラグビーをやっているグラウンドはこんなところ。


一転、180度うしろを向くとこんな感じ。


これまた、何度も書きますが、この光景って冗談みたいでしょ。
コチラの芝生では球技が禁止。ここは模型ヒコーキの聖地だそうです。毎週おおぜいのマニアが集まって、大会などもおこなわれています。


やわらかい芝生の上では模型ヒコーキ、かたいかたいグラウンドでラグビー…って、ホント冗談みたいでしょ。ヒコーキは落っこちても壊れなくていいですね。
またまた何度も言いますが、ヒコーキを飛ばしているかたがたを非難するわけでもないし、行政に文句言ってるわけでもないんですよ。……でも子どもは壊れちゃうかもしんないな。

ニュージーランドの人に見せたら、きっと「クレイジー」って言うだろな。
ラグビー日本代表を強くするって、ここから始まる気がするな。

2011年10月29日土曜日

キモチよい秋晴れ

乾燥した晴天のむさしの市民公園芝生広場です。まだまだライグラスの成長が見込める天候なので、本日も追いまきです。
今日はメンバーが二人だけだったので、一輪車一杯分程度の砂・土と、種を混ぜて薄いところへまきました。



先週日曜日にまいた種が発芽しています(画像をクリックすると拡大します)。


毎年この時期は、武蔵野市菊花展が開催されています。菊が飾られているテントですが、去年は前面が芝生にかかっていて、芝生の端がだいぶあれてしまったことを記憶しているのですが、今年は、芝生から1mほど下げてテントを張っていただいているので、芝生も痛まず、見に来てくれている人にも快適だと思います。

ホントにちょっとした気遣いなんですけどね。

2011年10月28日金曜日

東京都による校庭芝生化推進プロジェクト



当ブログをご覧になられているような方の多くは既にご存じのことと思いますが、東京都では、都内公立学校の校庭芝生化を積極的に推進しています。芝生化後の維持管理を児童・保護者・地域との協力で行っていくことを条件として、調査や設計の費用、芝生化工事そのものの費用、関連する設備(スプリンクラーや倉庫など)、備品等(乗用芝刈り機や肥料スプレッダーなど)の購入費などの全額を補助してくれるという、まことに潤沢かつ寛大な補助事業を行っています。



事業開始当初は、学校や保護者の側に、芝生は難しいもので学校側ではとても管理できないといった不安感や、校庭を芝生にすると養生期間を何ヶ月もとらなければならず、使えなくなってしまうといった誤解が根強かったそうですが、ゆっくりと着実に成功事例を積み重ねて、これまでに都内で228校もの学校が、この事業での校庭芝生化を実現しています。(平成23年8月現在)

この芝生化推進プロジェクトに賛同し応援しようという民間企業やNPO、地域の様々な団体や組織からなる「東京芝生応援団」なる団体が結成されているのですが、私たちNPO法人ファングリーンも、その一員に加えて頂いています。



先日のエアレーション・秋のオーバーシード作業の日には、東京都から芝生応援団に加わっているNPOの活動事例として取材に来て頂きました。都の校庭芝生化担当部署から、都内各自治体の教育委員会や公立小中学校に配布されるニュースレターにて、私たちの活動を紹介して頂けるとのことです。

ファングリーンではまだ直接学校校庭の芝生化をお手伝いする事が出来ていませんので、こんな立派なニュースレターで取りあげて頂くのはなんだか申し訳ないような気もしますが、「学校でも公園でも、子ども達が思い切り走り回って遊べる芝生を、まちのあちこちに作りたい」という想いは同じということで、今回取りあげて頂くことになったようです。



私たちの活動や経験が、都内で芝生化を推進する学校や地域、自治体の皆さんにとって、何か少しでもお役に立つことが出来れば幸いです。


2011年10月27日木曜日

青森県八戸市の小学校

先日、青森県八戸市を仕事で訪れた際、ぐうぜんとおりかかった小学校が芝生化していて、思わず足を止めました。


平成15年から校庭の一角を芝生化しているそうです。
都内では考えられないくらいの校庭の広さで、芝生化している一角だけでも1,000㎡くらいありそうです。校庭全体ではサッカー場が一面とれそうです。


わたくし、NPO事務局は本業ではなく、ふだんは別の顔を持っているのですが、どこを歩いていても、芝生を見ると思わず足を止めてしまう癖がついています。

2011年10月25日火曜日

異常天候早期警戒情報

平年からの隔たりの大きな天候が続くと、社会にさまざまな影響を及ぼすため、このような天候の発生の可能性について、できるだけ早い段階で発表する予測情報が「異常天候早期警戒情報」です。気象庁が、気温のみを対象として発表しています。

このあと全国的に気温の高い状態が続くと言うことで、「高温に関する」警戒情報が今日発表されました。農作物の管理に注意が必要です。

芝生にとっては、あとひとおし成長してくれる機会と考えられますので、むさしの市民公園では、今週末も冬芝ライグラスの追いまきをして、高温での成長に期待したいと思います。
(前回までのブログには書いていませんでしたが、10月4日のライグラス播種以降、養生せずに学校帰りの子どもたちや少年サッカーなどに利用していただいており、11月中旬には、またまた大きなお祭りがあるため、できるだけのことをしておきたいのです)

気象庁発表の警戒情報は下記の通りです(関東甲信地方のみ抜粋)。

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高温に関する異常天候早期警戒情報(関東甲信地方)
平成23年10月25日14時30分
気象庁 地球環境・海洋部 発表

要早期警戒
警戒期間 10月30日頃からの約1週間
対象地域 関東甲信地方
警戒事項 かなりの高温(7日平均地域平年差+2.1℃以上)
確率    30%以上

今回の検討対象期間(10月30日から11月8日まで)において、関東
甲信地方では、10月30日頃からの1週間は、気温が平年よりかなり高く
なる確率が30%以上と見られます。また、この状態は11月2日頃からの
1週間まで継続する見込みです。農作物の管理等にご注意下さい。
なお関東甲信地方では、明日からの2~3日間は朝晩を中心に気温が低く
なりますが、その後は2週目にかけて気温が高くなる見込みです。

2011年10月23日日曜日

雨上がりでライグラス追いまき

週末の雨が続いて、10月4日のライグラス播種以降なかなか芝刈りができずにいました。
昨日の雨も明け方までにあがって、ようやく芝刈りができました。

刈高50mmに設定し、いつもよりやや長めの芝刈りです。
刃は研いだものに交換し、ゆっくりとトラクターを走らせます。 スパッと切ってやることで、新芽に対するストレスを軽減させてやるのですね。

芝刈りをやっている間に、こちらでは土と砂を混ぜて床土を作り、そこにライグラスの種を混ぜておきます。

芝刈りが終わったあとに、ライグラスの発芽が薄いところや、夏芝ティフトンがすり切れてしまったために、凹地となったところを中心に、砂土混じりのライグラスを手でまきます。
本日は、正会員とサポートメンバー合わせて6人での作業です。

作業終了後はこんな感じ。
今日はまだ鳩には見つかっていない様子(しめしめ…)。

このあともヒマを見つけて、寒くなるまで追いまきを続けます。

2011年10月21日金曜日

にっぽん芝生化大作戦 in とっとり2011

にっぽん芝生化大作戦 in とっとり2011 「鳥取方式」芝生化アカデミー が開催されます。

鳥取方式の芝生化現地視察やシンポジウムなどがおこなわれ、NPOファングリーンからも参加することになりました。
開催日11月3日(木・祝)の前日夜には「芝生人交流会」も開催され、全国からおいでになる“芝生人”たちと、情報交換するのがいまから楽しみです。

ただ、ネットの参加フォームから申し込んだのですが、主催者からは「申込を受け付けました」的な返信がないため、ちゃんと受け付けてくれたのかは不安です…。
もう飛行機も宿も予約してしまったので、いまさらダメと言われても困るのです。

当日お会いできる方々>どうぞよろしくお願いします。

2011年10月14日金曜日

むさしの市民公園の芝生は安全か?



福島第一原発事故によって放出された放射能物質による汚染が関東各地でも問題になっています。特に雨どいの下や落ち葉の吹きだまり、草地や芝生などには放射濃物質が溜まりやすく危険ということは早くから指摘されており、私たちと全く同じ手法で、児童や地域の人々が一緒に植えて心を込めて育てた芝生を、苦渋の決断の末に剥ぎ取った福島の小学校のニュースには、私たちも深く心を痛めていました。

そんな中、8月中旬になってようやく、私たちが芝生化活動を行っている「むさしの市民公園」を含む市内24箇所の公園での放射線量測定が武蔵野市行われました。

むさしの市民公園での放射線量は….

公園北側市庁舎側の土の上 地上5cmにて0.06マイクロシーベルト毎時
公園中央の芝生の上 地上5cmにて0.08マイクロシーベルト毎時
http://www.city.musashino.lg.jp/anzen_anshin/shinsai/007041.html
※芝生の上での計測は私たちからのリクエストに応えて追加測定して下さいました。

0.08マイクロシーベルト毎時とは、つまり、1日24時間を1年間365日ずっとこの芝生の上で過ごした場合の被曝量が...

0.08x24時間x365日=700.8マイクロシーベルト

つまり年間0.7ミリシーベルトとなります。

この数値が安心してよいものか、それでも警戒すべきものかは、様々な意見もあるかとは思いますが、ワタクシ個人としては、福島原発事故以前から適用されていた基準値を一つの信頼出来る目安として考えていますので、「年間1ミリシーベルト」を安全か危険かの基準としています。

このことから「むさしの市民公園の芝生はこれまでと同様に使っても問題ない」と考えています。


6月の地元認可保育園父母会の運動会 大人も子どももみんなハダシ

やはり芝生は裸地よりも放射濃物質を溜めやすく、線量が高くなるという説を裏付ける結果とはなりましたが、それでも芝生を剥いだり、子どもの使用を制限しなければいけないような危険な数値ではなかったということに、ほっと一安心しました。

2011年10月11日火曜日

芝生研修その3

NPOファングリーンの芝生研修では、日本トップクラスの芝生も見学します。
 
以前から何度も訪問している、(株)オフィスショウ(池田省治社長)が管理している味の素スタジアムです。快く見学をお受けいただいて、感謝です。

J2の首位を走るFC東京の試合を翌日に控え、前日練習がおこなわれるとのことで、芝刈り・ライン引き・ゴールポスト立てなどがおこなわれていました。
 
ゴールポスト立てのちからわざの部分だけ少しだけお手伝いもしましたよ。

芝刈り機はこんなマシン。かっこいいなぁ。運転してみたいけど、これはちょっと素人には無理ですな。

少し前にコンサートが行われたということで、『テラプラス』(芝生養生のために敷くパネル)の痕跡がありました。味スタは、年間を通じて、球技だけではなくイベント会場としての役割も大きいようです。
グラウンドキーパーは、イベント後の芝生修復ワザも腕の見せ所です。
 
このように、年間何回かはトップクラスの芝生も見学して勉強しています。

2011年10月10日月曜日

ライグラス発芽しました!

10月9日(日)にむさしの市民公園のライグラスが発芽しました。先週火曜日(4日)に種まきをしてから5日目です。

昨日は、市民公園をニヤニヤしながら四つんばいになって動き回る不審な男が見られました(ぼくのことですケド)。

スミマセン。カメラを忘れてしまいまして、この写真は4月の発芽時のものです。

2011年10月5日水曜日

吉祥寺西コミセンの中庭芝生化

むさしの市民公園のオーバーシード作業完了後、吉祥寺西コミセンに向かいました。

こちらのコミュニティーセンターでは、従来学童保育の子ども達の遊び場として使われていた中庭を、学童保育移転に伴ってコミュニティーガーデンとして利用することとなりました。この中庭を、コミセン運営委員の方々が中心となって芝生化しようという計画が立ち上がり、ファングリーンとしてお手伝いさせて頂くことになりました(4月の作業の様子はコチラ)。



7月の始めに試験的にティフトンのポット苗を植えてみましたが、ご覧の通り日当たりがあまり良くなく、日照要求量の大きいティフトンは十分に成長出来ませんでした。もっともこちらは一般開放された公園やグラウンドと違って、スポーツや外遊びの場として使われることは滅多にないため、必ずしもティフトンをベースにする必要もないだろうということで、秋と春の2回播種する冬芝を主としてやってみることにしました。仮に夏の暑さで冬芝がなくなってしまったとしても、また秋に冬芝の種を撒けばよいという考え方です。


小型の手押し式のエアレーター。市民公園でいつも見ているものよりも大分可愛らしいサイズですが、ちゃんとエンジン駆動で自走しながら、ガシガシとスパイクを刺していきます。これで表面の土をほぐし、通気性をよくし、発芽後の根が入りやすくしてやります。



冬芝ペレニアルライグラスの種をスプレッダーで播きます。
ティフトンベースのオーバーシードの場合は、あまり多く撒きすぎると来年春以降のティフトンの成長を阻害してしまうため、程々の適量に抑えますが、ここではその心配がなく、冬芝がメインとなるため、市民公園よりも大目に撒きます。



種と肥料を撒いた後は散水です。面積が小さいので普通の12Aサイズの蛇口から取水しての散水でも十分可能です。(むさしの市民公園では25Aの取水口を4カ所設置してもらっています)撒いているのは西コミセンの運営メンバーであり、ファングリーンの設立時から理事として参加して下さっているIさんです。



むさしの市民公園での芝生化活動の最初の頃に使っていた簡易型スプリンクラーが使われていました。一般的な水道水圧でヘッドの角度をゆっくりと変えながら長方形状の形に自動散水してくれます。1600㎡に拡張した市民公園の芝生に散水するには力不足ですが、100〜200㎡くらいの面積であれば逆に使い勝手がいいようです。

こちらのコミセンでは11月中旬にお祭りが開催されるそうですので、それまでに美しい緑の絨毯に育ってくれることでしょう。

2011年10月4日火曜日

秋のオーバーシード



すっきりとした秋晴れの本日、むさしの市民公園秋の恒例イベント、オーバーシード作業を行いました。
オーバーシードとはなにかについて、簡単に説明しますと.....

現在むさしの市民公園の芝生の大部分は夏から秋にかけて旺盛に成長する(夏芝と呼ばれます)「ティフトン」という芝種が中心になっておりますが、この芝は気温が下がるにつれて成長が鈍くなり、冬の初めだいたい11月下旬には休眠に入ります。枯死してしまうわけではありませんが、茶色く枯れて成長が止まるため、踏まれて傷んでも回復することが出来なくなります。この状態が来年春まで続きます。

そこでこの状態の夏芝の上に、ある程度気温が低くても成長する種類(冬芝と呼ばれます)である「ペレニアルライグラス」という芝の種をまいて成長させます。この芝も最も寒い1~2月には成長が止まってしまうのですが、それでも11月~12月、3月~5月には、休眠中や休眠から起き出した直後の夏芝をある程度保護してくれます。1~2月の厳冬期を除いては、緑の状態を保ちます。

これがオーバーシードという管理手法で、国立競技場や味の素スタジアムなどの芝生もこの手法を用いています。むさしの市民公園でも、これら国内トップグレードの芝生と同様に、秋と春の2回この作業を行っています。




まずは芝刈りをしながら、芝生につもった落ち葉などを取り除きます。



バイブロエアレーターという機械を使って、春から夏にかけて踏み固められた地面をほぐして通気性をよくし、冬芝の種が根付きやすくします。

市民公園の芝生化をはじめた当初は農業用フォークを使ってプスプスと穴を開け、人力でこの作業を行っていましたが、公園全面1600㎡を芝生化してからは、さすがに手作業では無理があります。



土をほぐし、種が落ち込みやすい穴を開けておいてから、冬芝ペレニアルライグラスの種を播きます。スプレッダーを使って、1㎡あたり約40gの種を均一に播きます。




種を播いた後にもう一度バイブロエアレータを掛けて土と種をなじませてから、トラクターのタイヤを使って転圧します。



肥料を撒いてから最後に散水です。約1時間かけてたっぷり散水。約1週間で発芽することが見込まれます。それまでは基本的に毎日散水です。明日明後日と雨の予報となっていますので、天の恵みを期待します。



一連の作業が終わったのを見計らったように舞い降り集まってきた鳩達!

毎回種まきをする度に、かなりの量の種が鳩に食べられてしまうのが、私たちの悩みの種です。

どうやって情報交換しているのか知りませんが、種まき以前は数羽程度しか見かけなかったのが、日に日に増えていって、ひどい時には100羽以上いるのではないかという大群が、一心不乱に種をついばんでいたりします。平和の使いだかなんだか知りませんが、この時期この場所に限って言えば「害鳥」です。

皆さん、今後1〜2週間の間、市民公園の芝生で食事を楽しむ鳩を見かけたら、どうぞ遠慮無く、大人げなく、追っ払って下さいませ。ご協力よろしくお願いいたします。


2011年10月1日土曜日

冬芝の種まき

朝晩はぐっと冷え込んできましたね。
むさしの市民公園では、冬芝(ペレニアルライグラス)の種まきとエアレーションの日程が決まりましたのでお知らせします。
見学・取材大歓迎です。

日時:10月4日(火)8:30頃からお昼くらいまでの予定
場所:むさしの市民公園
内容:石拾い→芝刈り→エアレーション→石拾い→種まき→肥料散布→散水

去年の作業の写真を掲載します。

固くなった地面をほぐして芝生の根が伸びやすくするとともに、種の落ちる隙間を空けます。

細長いつぶが種です。
当日は取材もある予定です。