2013年1月31日木曜日

土曜日は20℃?


寒かったついこの間が嘘のように、土曜日の東京の最高気温は18℃の予報になっています。もしかしたら20℃越えも…なんて。

なんでこんな気温になるかというと、日本の南の高気圧から北にある低気圧に向けて、南風(暖気)が吹き込むからですね。

また、高層の数値予報天気図を示してみました(色づけは、わたくし事務局)。時刻は2日(土)9時の予想です。(図をクリックすると拡大します)

前回ブログに書いた、上空5,000m付近の-36℃線は日本列島のはるか北にあがってしまって、-18℃の線が関東から近畿地方に横たわっています。つまり、6日前から、日本の上空は20℃近くも気温が上がっているわけですな。地上の気温変化より大きいのです。

そして緑色で囲った湿域(水蒸気の多い気塊)は、朝9時で日本の東へ抜けていますから、土曜日の天気のぐずつきは午前中まで…かな?もちろん上空がこの気温では、関東地方で雪になることはありません。

先週までは大雪が心配だった東北~北陸地方の日本海側ですが、この気温だと雪崩の心配もしなくてはいけません。

以上、まったく芝生と関係ないお話でした。

2013年1月27日日曜日

高層天気図


ちょっと見慣れない地図を出しました。

これは、高層天気図と呼ばれるもので、ほぼ横に走る太い線は、地上約5,000~5,500m付近の温度を表しています。今夜21時の予想天気図で、普段よく目にする地上の天気図とは異なり、気圧500hpa(ヘクトパスカル)の等圧面天気図です。

日本がどこにあるかわかりますか?目をこらしてみるとまん中やや右側に日本列島の形がわかります。(図はクリックすると拡大します)

まん中にCと書いてあるのは、周辺でもっとも気温の低い(cold)ところで、その周りの線は-39℃線になります。この空気塊は西から移動してきたもので、今夜北陸地方にかかってくる予報です。

さらに、それに重なる緑色で囲った縦線のエリアは、上空が湿っていて、雲ができやすいことを表しています(「湿域」と言います)。

つまり、今夜の北陸地方は、気温が非常に低くてとても水分が多い空気塊に覆われる→大雪の可能性が大、ということになるわけです。

関東地方にも雪雲が流れ込んでくる可能性もあり、山沿いを中心に注意が必要です。

2013年1月26日土曜日

この冬イチバンの寒気!

この冬いちばんの寒気が日本上空に降りてきました。東北地方の上空約5,000mでマイナス42℃。これはもっとも強い寒気といって良いでしょう。
 
きょうの武蔵野市は、晴れてはいるものの、日差しのぬくもりはあまり感じられません。冷蔵庫の中みたい。
 

むさしの市民公園でも、まだ木陰には14日の雪が残っています。
でも芝生の中はすでに乾いており、きょうは子どもたち2チームがサッカー練習をやっていました。

 
芝生の様子を見ながら、ゴミ拾いをやっていたのですが、大きな石や枝がゴロゴロ。これじゃあ、子どもたちも危ないので、できれば練習の前にちょっとだけみんなで石拾いをやってほしいな。
 

きょうの12時の気象衛星ひまわりの可視画像、赤道の36,000㎞上空からのながめです。
日本海から東シナ海に、いわゆる「強い季節風に伴う筋状の雲」が見られます。日本海を埋め尽くすように見られるときは、寒気が強いときです。

そういえば、あしたは気象予報士試験ですね。受験生のご検討を祈ります。

2013年1月19日土曜日

大雪から5日後

月曜日の大雪から5日後です。武蔵野市内は、日当たりが悪いところにはまだ多くの雪が残っています。
 

きょうのお昼頃のむさしの市民公園です。北側はかなり溶けていますが、南側(手前側)にはまだこんなに。雪だるまの残骸も累々。目玉や手足にしたと思われる、大きな石や太い枝もゴロゴロ。


溶けている北側には、水たまりもできてしまいました。平らなようにみえて、かなり不陸(凹凸)があることがわかりました。ここは、春になったら土を入れなければなりませんね。


いっぽう、芝生の外はこんなにぐちゃぐちゃ。ここが通れないので、芝生の中を通った自転車のワダチが多く見受けられました。
こんなに水分を含んだ状態で、芝生の中には自転車では行ってほしくないけど、この土の上はちょっと走れないよな。

2013年1月14日月曜日

予想外の大雪


関東地方は、沿岸を急速に発達しながら東進する低気圧のために、予想外の大雪になっています。
このいわゆる“南岸低気圧”は首都圏に雪を降らせる典型的な現象なのですが、低気圧の進路や上空の寒気の南下の具合で雨になったり雪になったりと、気象予報士泣かせの低気圧とも言えます。
簡単に言うと、低気圧が北寄りを通ると、低気圧に南から流れ込む暖気の影響で雨となり、逆は寒気の影響が強くなり雪になります。ところが南に寄りすぎると、降水域が関東地方にかからないわけですね。
 
南岸低気圧の発達による“雨雪判別”は、気象予報士試験にとてもよく出ます。
 
…と、すこし気象予報士らしい(?)解説を加えたところで、きょうのむさしの市民公園です。
なにもこんな雪の中を行かなくても良いとは思ったのですがね。気になって見てきました。
 

きょうの11時過ぎの様子です。風も強く、顔が寒い。


積雪は、この時点で4㎝くらいです。


誰も踏んでいない雪を踏みしめるのは良い気持ちですね。
わたくし事務局は、学生時代にスキー場で雪下ろしのバイトをやっていたこともあって、寒さや雪にはけっこう強いのですよ。

2013年1月6日日曜日

秩父宮ラグビー場の芝生問題

いま、西のラグビーの聖地「花園ラグビー場」は、高校ラグビーで熱いですが、一方の東の聖地「秩父宮ラグビー場」の芝生は、かなり悲惨なことになっています。

昨日、トップチャレンジ1(来期のトップリーグにあがるための戦い)を観戦してきました。シーズン終盤で芝生が荒れているのは仕方がないとは思いますが、プレーに支障をきたすほどの、荒れ具合になっています。



この写真は、試合開始前の様子です。グランドのほとんどが茶色くなっていて、ティフトンもかなり薄くなっているのが遠くからでもわかります。


この日は2試合。上の写真は、2試合目。中央でキックしているのは、今春天理大からクボタに入社した日本代表SOの立川選手。
でもわたしがつい目がいってしまうのは、芝生の様子。土が出ていますね。


そしてこちらが、2試合を終わった後の様子です。もはや、トップレベルの芝生グラウンドとは言えないかも…。実際に、試合中にステップを踏んで、ズルッとすべるシーンが幾度となく見られました。

私たちは、いいプレーを見るためにお金を払ってグラウンドに来ているのです。はっきり言えば、イスの座り心地とか、屋根がついているとかいないとか、そんなことは二の次。
いいプレーができないグラウンドなら、観客はお金を払う価値がありません。

今年から、グラウンドキーパーが変わったと聞いていますので、それでこの程度なら、もはや管理方法のせいではないでしょう。

なんどもこのブログで書いているように、南側にそびえ立つビルによる日当たりが最大の課題です。その次に、週末土日で4試合という過密日程。

日本ラグビー協会については、ファン層拡大のための集客やTV中継のことなど言いたいことも多いのですが、このままだと、東京の“コアな”ファンすら、シーズン終盤のイチバンいい試合を楽しめなくなってしまうって事、わかってもらいたいと思います。

2013年1月5日土曜日

仕事はじめ

きのうがファングリーン事務局の初仕事でした。

ファングリーン通信23号を持って、武蔵野市役所のいろんな部署に、年始のごあいさつとともに配布して参りました。

もう、かれこれ5年もファングリーン通信を作っていますので、わたしたちの活動を知っている方も多く、配るのは楽しいんですよね。


新春のむさしの市民公園芝生ひろばです。
利用が多い中央付近は、ライグラスがすり切れてしまいましたが、夏芝ティフトンは枯れて休眠していますが、まだがんばってくれています。根っこは生きているんですよ。


西側から見るとこんな感じ。


いちばん上の写真に写っている市庁舎の最上階(8階)から窓越しに見るとこんな感じです。ガラス越しなのでちょっと反射して見にくいのはご勘弁を。

2013年1月4日金曜日

初夢

近所を歩いていたら、某有名女優とバッタリ会ったんだよね。
とても気さくな人で、世間話をしていたら、なんとなく校庭芝生化の話になったのよ。

すごく食いつきがよくって、それじゃあ落ち着いたところで話しましょうか…ってすごくいい展開になって、二人きりになったのよ。

「ゆっくり話せるね」って言われたので、なんでぼくらが芝生化を始めたのかって、ファングリーン設立当初の話からじっくり始めたのね。

そしたら、「ハナシ長いから、もっと手短に話せないの!あたし忙しいんだよね」って態度豹変して帰ってしまった…。

そこで目が覚めた。orz

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せっかく二人きりになっているのに、なにも芝生のハナシしなくてもいいじゃんか!




そんなわけで、年初から芝生のことで頭がいっぱいの、わたくし事務局およびNPOファングリーンを今年もよろしくお願いします。