2013年5月26日日曜日

良い状態でなるべく長く使うために…

きょうは、早朝から武蔵野市陸上競技場(ムサリク)のグランドキーパーの方々と作業してきました。昨日まで、サッカー仕様のラインでしたが、きょうの日中はラグビー仕様に衣替えです。(さらに言うと、夕方からまたサッカーの利用が入っているそうです)
 

まずは、ラインのペイントがよく乗るように、夜露を払います。長~いホースを持って、芝生の上を行ったり来たりすると、葉先の露が下に落ちるわけです。けっこう大変。


本日のライン引きの道具です。ひもを張ってそれに沿ってコロコロ手押しで動かしていきます。黄色い箱の中に、水性の芝生用ペイントがたっぷり入っていて、先頭の白いわっかの幅だけ塗られます。


正面スタンドからバックスタンド側へ、ひもに沿っているのがわかりますか?(画像をクリックすると拡大します)

でも、ちょっと変ですよね。いま引いているラインの左側にも白線があります。ラグビーって、こんなに近くにラインが2本ありませんよね?


ちょっとわかりにくいですが正解です。こんどは左側のラインの上に、緑色のペイントをのせていきます。グランドキーパーの通ったあとの白線が薄くなっているのがわかるかな?

なんでこんなことになっているのかというと…、消している方の白線(左側)が、昨日までのサッカーのセンターライン。本日引いた右側の方の白線が、 きょうのラグビーのセンターラインです。

今回はサッカーとラグビーでグラウンドの位置をかえていますが、たとえば同じサッカーでも、ラインの位置を変えて(もちろんルールにはちゃんと従った上で)、利用を分散させているのです。

サッカーグラウンドでいちばん芝生が痛む場所は、センターサークル付近とゴール前ですから、こうやってグラウンドの位置を変えてやることで、痛みも分散させ、ひいては良い状態を長く保てるわけです。

めんどくさい作業だと思いますが、プロの芝生師はこんな工夫をしています。

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その後は、いつものようにむさしの市民公園芝生広場の散水です。

きょうのガキ…いやお子さまはアホでした。スプリンクラーであたま洗ってます(笑)。


2013年5月25日土曜日

一週間後のポット苗

先週土曜日にポット苗を作成しましたが、きょうでちょうど一週間。様子をお知らせします。
 

みどりの芽が出始めましたね。旺盛に伸びてるのがわかります。


競技場の外周部分に置いてあり、毎日散水やっています。きょうは、砂が足りなそうな苗に、砂を追加しました。砂が締まってきてカサが減ったりしているヤツです。


むさしの市民公園の芝生では、サポートメンバーが芝刈りと施肥と散水。通常のフルコースメニューですが、みんな手際が良いので、片付けまで含めても2時間かからずに終わってしまいました。

2013年5月19日日曜日

昨日の続き

きょうはムサリクで、昨日作ったポット苗を所定の場所まで移動させ、砂を足したり、苗が足りなそうなポットへ苗を差し込んだりといった補修をしたあと、散水をしました。
 
これから、ポット苗には毎日散水が必要です。
 

そのあと、むさしの市民公園に向かったのですが、すでにサッカーの利用が始まっていて、散水できず…。今夜の雨に期待することにします。
上の写真の右側の白線は、昨日制服の方々がならぶために引かれたもの。石灰のラインて、なかなか消えなくて、固まって残ってしまうのですよね。


2013年5月18日土曜日

ポット苗づくり

本日、NPOファングリーンはいちにちドップリ芝生にひたった日でした。
 
むさしの市民公園近くの武蔵野市陸上競技場(ムサリク)では、公益財団法人武蔵野市生涯学習振興事業団NPO法人武蔵野スポーツクラブ(JFL所属の横河武蔵野FCの運営母体)が主催した、ポット苗づくりがおこなわれました。
 
わたしたち、NPOファングリーンもアシスタントとして、ムサリクのグランドキーパーを補佐してお手伝いをおこないました。
 

 

まずは一年ぶりの作業なので、ファングリーンメンバーだけでウオーミングアップをかねて作業開始。みなさん毎年やっているのでもうベテランの域ですな。


芝生ポット苗づくりを知らない方のためのショット。5×5の窪みのある園芸用シートに、砂をいれて、そこにちぎったティフトン芝を差し込んでいきます。
このシートに適度な肥料と毎日散水して、日当たりの良いところにおいて1~1.5ヶ月で、グラウンド補植用の苗が完成します。

安価で幼児や小学生でも簡単に作成することができるので、最近は校庭芝生化した学校などでも補植用として広くおこなわれていますね。“鳥取方式”のひとつとして有名になりました。




午後の横河武蔵野FCの試合を挟んで、4チームの少年・少女サッカーチームの選手・保護者がせっせとポット苗を作成しました。

作成した苗は、6~7月にグラウンドの補植用として、みなさんで植える予定です。

水防訓練

きょうは、武蔵野市の水防訓練がおこなわれました。市の防災安全部や東京消防庁、地域の消防団などがむさしの市民公園に集まりました。
 

制服がずらり。足下の芝生に気づいてくれたかな。



消防車が10台ずらり。ただ置いてあるだけなのですが、芝生への入り口が一箇所なので、そこにワダチが集中してしまうのはちょっと困りました。


水がこぼれてる。昨年はこの上を車で走って凸凹になりましたが、今年はこのあと大量の砂を入れてくれました。そこまでしなくて良いのに…。



上の2枚の写真は片づけ中のところ。ここはノーコメントにしておきます。

おわったあと、市の担当者とお話しできたのですが、車の運転方法や芝生への気配りなど、いろいろお気遣いいただいたとのことで、まことに恐縮です。

これから暑くなる時期で、いま痛んだ芝生はすぐに成長し回復すると思うので心配ないのですが、むさしの市民公園が全面芝生化して4年、そろそろ、芝生でやるべきイベントと芝生じゃなくてもできるイベントの区別って考えても良いかもしれない、と思いました。

管理している側のエゴではなく、いくばくか税金を使って育てている芝生ですから、その良さを多くの市民になるべく長い期間享受いただけるような使い方を行政とともに考えていきたいです。



水防訓練が終わったあとは、芝刈りと散水。ぐったりしていた芝生が元気になりました。
きょうは天気が良く、ガキ、いやお子様方が元気でした(^o^)

2013年5月12日日曜日

吉祥寺西コミュニティセンター

昨夜はけっこうしっかりと雨が降り、きょうは快晴で気温が上がり、芝生にとってはぐんぐん成長する気候です。
 
きょうは、2年前の春に芝生化をした「吉祥寺西コミュニティセンター」の芝生庭に行って参りました。そのときのブログはこちら
 
 
 

きょうは芝を刈ったあと、ライグラスの種をたっぷりまいて、肥料をやっておしまいです。
じつは2年前の夏に、ティフトンポット苗も試みたのですが、ごらんのように四方を建物に囲まれた狭隘な土地のため日照時間が少なく、まったく生育しませんでした(ポット苗の植え付けの時はんな感じ)。
でも、ライグラスなら日照が少ないことが幸いして、一年中みどりを保っています。もちろん雑草もたくさんですが、見た感じはいいでしょ。
 

 

2年前は上の写真みたいだったんですよ。これじゃあね。子どもたちも外で遊ぶ気にならんでしょう。


久しぶりに手押しの芝刈り機の登場でした。むさしの市民公園の芝生も、昔はこれで刈ってたんですよね。なつかし。

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きょうの市民公園はこんな感じでした。昨夜の雨をたっぷりすって、ぐんぐん伸びている様子が(わたしには)わかります。

2013年5月6日月曜日

GW終わってしまいました


GW最終日は、にぎやかなむさしの市民公園でした。

ふぅっ…、また週末の芝刈りを楽しみに、平日の仕事に励むことにしよう。

きょうの市民公園


あ、もう昨日になっていた。

2013年5月4日土曜日

GWは遠出かな?

日陰では少しひんやり、日なたは半袖。っていう感じの陽気です。
GWで市民は遠出をしてしまったのか、いつもの週末よりも静かなむさしの市民公園です。
 

作業はいつも通り。日なたでの散水作業で、けっこう日に焼けました。


北東のはじっこだけまだ養生柵をしていますが、ようやくちょぼちょぼライグラスが伸びてきました。種の具合も良くなかったのかもしれませんし、ハトの餌になったのも少なくない感じです。




きょうは、武蔵野市陸上競技場ではJFLの試合でした。ラインがキレイに引かれており、芝刈りをやっていました。
ちなみに、このラインは石灰じゃなく水性ペイントで、これだと繰り返し同じところを引いても、芝生へのダメージがありません。