2015年4月25日土曜日

待ちに待った、芝刈り(今シーズン初デス)

世間ではゴールデンウィーク初日だそうです。
 
4月9日に播種したライグラスも、だいぶ育ってきました。
 


アップで見るとこんな感じ。



越冬したライグラスがあるところは、こんな感じでモサモサしてました。
きょうは、サポートメンバー3人と作業しました。


さて、5ヶ月ぶりのジョンディアトラクター出陣。
ん~、運転はキモチイイ。
平日の仕事の嫌なこと、ぜんぶ忘れられます(いや、それほどいやな仕事でもないんですケド)。



散水して、おしまい。
GW中の養生柵撤去に向けて、一生懸命手入れします。

2015年4月18日土曜日

播種後、10日で発芽しました!


きょうは行楽日和。昨日の雨で適度に芝生も湿っていていい感じです。

 
芝生にはいつくばって、発芽したライグラスの芽を探して…
「ありました!」
 
昨年撒いたライグラスが育っていて、このあたりはもうそろそろ芝刈りしても良さそうですね。
 

 毎年眺めていますが、このライグラスの新芽のかわいいこと!!

2015年4月13日月曜日

養生柵を設置しました

昨日、養生柵を設置し、芝生広場の北側を囲いました。
 

種を撒いたのは芝生部分の全面ですが、全面を立ち入り禁止にしてしまうと利用者にご迷惑をかけるので、南側の部分は生育が悪いことを承知の上で、自由立ち入りにしています。


芝生イコール立ち入り禁止、っていうのは日本のよく見る風景ですが、私たちは使ってナンボの芝生を育てているので、なるべく利用禁止期間は短くするようにしています。

年間で、柵を囲うのはこの時期の3~4週間のみです。
もっと立ち入り禁止を長くすれば、芝生の状態も良くなるのは自明ですが、それでは本末転倒と考えているのです。


冬場の生育が悪い時期が終わり、年間最大のイベントである桜まつりが終わったこの時期だけ、少しだけ芝生を暖かく見守ってくれればと思います。

2015年4月9日木曜日

2015年の芝生仕事はじめ

「桜まつり後」の芝生としてはこれまでで一番良い状態
さくら祭りが明けての木曜日、むさしの市民公園芝生広場のエアレーションと冬芝播種、不陸の修正作業などを行いました。毎年この時期のこの作業が、むさしの市民公園でのファングリーンの「仕事はじめ」となっています。

緑の島のように点在しているのが秋に播いた冬芝ライグラス
その周りで地を這うように覆っているのが夏芝ティフトンです

 昨年の夏から秋にかけての夏芝ティフトンの生育状況がとても良かったため、休眠状態で一冬を越したあとにもしっかりとティフトンの層が残っています。そのおかげで秋に播いたライグラスも、一時はすり切れて見えなくなっていたものの、地中部分はしっかりと残っていて、春になって気温が上昇するにつれてちゃんと緑が復活しています。

さらに、今年の桜まつりでは設営業者さんが設営・撤去作業時の車輌の乗り入れをしっかりと制限してくれたおかげで、非常に良い状態が維持されています。桜まつり後の状態としては、これまでで一番良い状態です。
 

 とは言え、一冬を越し、桜まつりを終えた芝生は、歩けば足裏で感られるほどカチカチに固く踏み固められています。まずはこれをほぐし、根が育ちやすく、通気性の良い状態にします。

毎度おなじみのバイブロエアレーター。鉄のスパイクのついたローラーを地面に突き刺し、震動させながら土をほぐしていきます。


径は小さいですが、これだけの深さの穴が無数にあいています。これを芝生全面にかけることで、透水性、通気性が改善して、根も育ちやすい、ふかふかな地面を取り戻します。


凹部に土を入れて不陸の補修を行っています。



冬芝ペレニアルライグラスの種を蒔きます。今春はティフトンの状態がとてもよいので、冬芝の種は15~20g/㎡ほどと少なめにします。スプレッダーという道具を使って均一に播きます。


冬の間、休眠した夏芝を保護して緑の芝生を保つために、夏芝の上から、秋に冬芝の種を蒔いて育てることをウィンターオーバーシーディングといいますが、春のこの時期にももう一度播きます。スプリングオーバーシーディングとでもいいましょうか。冬の間にすり切れた冬芝を補い、夏芝が旺盛に育ち始める6月頃まで芝生を緑に保つのが目的です。

冬芝と呼ばれてはいますが、日本で一番よく育つのはこの4月から7月くらいの時期で、そのためこの春蒔きの冬芝を多く播けば播くほど、手っ取り早く美しい芝生が作れるのですが、実はこれが落とし穴で、あまり播きすぎると夏芝ティフトンの生育を阻んでしまいます。私達の経験上、公園や校庭、競技上の芝生の成否はいかに夏芝ティフトンの層を厚く丈夫に育てられるかにかかっています。ですので、ここは目先の美しさの追求はこらえて、蒔く種の量は少なめに抑えておきます。



種を蒔いたあとで、もう一度バイブロエアレーターをバイブレーションなしで転がし、その上でブラシを掛けて種を穴の中に落とし込みます。ここまで念入りにやるのは、鳩による食害をさけるためです。


フカフカなままでは公園としての使用に支障がありますので、ローラーを使って地面を転圧します。これで多少の不陸(凸凹)は修正出来ます。


種を蒔いたのと同じスプレッダーで肥料を散布します。



その後はタップリと、約1時間散水して作業終了です。



午前9時からはじめて午後3時終了となりました。
この後は、約1週間で発芽の予定です。発芽後のもっとも弱い時期のみ、1ヶ月弱ほど公園の約半分を柵で囲って養生する予定です。私達の方針では利用を制限する養生期間は極力設けないことにしているのですが、冬芝夏芝ともに回復を図らなければならないこの時期だけ、利用者の皆さんにはほんの少しの間利用を我慢してもらうことになります。これによって半年分の芝生の状態がぐっとよくなりますので、GW明けからよりよい状態での芝生を使えることを楽しみに、少々ご辛抱頂けますよう、ご理解をお願いいたします。

2015年4月5日日曜日

小雨のなかの桜まつり

今年の桜まつりは小雨の降る中での開催となりました 


小雨が弱まったり強まったりしながらのさくら祭りでした

さすがに、大盛況だった昨年のような人出にはなりませんでしたが、それでも日本各地から集まった出店テントには行列ができ、ステージでは手裏剣戦隊ニンニンジャーショーが行われていました。お天気に関係なく悪と戦うヒーロー達もごくろうさまでしたが、色とりどりのカッパに身を包み、鈴なりになって応援するちびっ子達のまなざしも真剣そのものでした。 


昨年の大盛況では芝生の様子も見えないほどでしたが、今年はこんな感じ。
ところどころ剥げて土が出ているものの、全体にティフトンの層がしっかりと残っており、秋にまいた冬芝ライグラスの緑が復活しています。芝生が残っているところは水はけがよくなっているので、雨が降っても水たまりになりにくく、ぬかるむこともありません。


ステージ前の芝生

雨が降って来場者が減ることは芝生にとっての負担軽減になるのですが、一方雨で地盤が軟らかくなると、テント撤去作業のための車輌によるダメージが大きくなります。今回もこれが心配だったのですが、今年の桜まつりで設営撤去作業を担当された業者さんは、芝生にダメージを残さないよう、芝生内への車輌の乗り入れを避けるよう十分な配慮をしてくれたようで、タイヤによるワダチやえぐれといった、これまでお祭り後にしばしばみられたようなダメージが全く残っていませんでした。

むさしの市民公園では、年に数回こういった大型お祭りイベントが開催されます。経験上、お祭りそのものによるダメージよりも、むしろその設営や撤去のために入る大型車輌によるダメージの方がずっと大きいのです。お祭りの来場者が気持ちよく過ごされる結果芝生に負荷が掛かることは本望ですが、設営や撤去の作業のために車輌を乗り入れることは本当に最小限にして頂きたい、ということをこれまでずっとお願いしてきましたが、ようやく願いが通じたという思いです。

今回、撤去作業担当の業者さんにはご挨拶出来ませんでしたが、この場を借りてお礼申し上げたいと思います。武蔵野市のこういったお祭りの設営作業の仕事は入札によって決まるそうですが、金額だけではなく、こうした丁寧な仕事をして下さる業者さんにこそ、毎回落札して欲しいものです。


2015年4月4日土曜日

あしたは、武蔵野桜まつり

あしたの桜まつりの準備が行われている、むさしの市民公園です。
 

すでにテントが立ち並んでいました。芝生の中央をうまく開けてくれて、いい感じのレイアウトかなと思います。



風が吹いても、芝生だから土ぼこりが立たないのです。