2015年5月30日土曜日

芝生日和

武蔵野市内では、多くの小学校が運動会だったようですね。近くの小学校からも声援が聞こえてきました。
 

いつものように、短めに芝刈り。


おっかけで散水です。


芝刈りトラクターの運転手は、作業終了後はサッカーコーチに変身です。


未就学児が中心のようですが、うまくなってほしいなぁ。


さて、作成して25日目のポット苗です。植え付けまでまだ3週間あるので、急がず焦らずできそうです。

2015年5月24日日曜日

本日のむさしの市民公園

きょうは午前中降雨の予報がありましたが、はずれて終日くもりから晴れの天気でした。
 

上の写真は、芝刈り前の芝生です。


きょうはトラクターの芝生刈高を25mmに設定し、かなり短くライグラスを刈り込みました。ティフトンによく陽が当たるように。
 

そして、追っかけで肥料散布。


散水のときは子どもたちがびしょ濡れになって遊んでいます。


さて、この写真はポット苗作成後19日目の様子です。
私たちのポット苗植えつけは、6月21日(日)に決まりました。まだあとひと月あるので、十分生育しそうですね。

2015年5月21日木曜日

小金井市の芝生の校庭

小金井第四小学校でのポット苗作りをお手伝いした後、同じ小金井市内の校庭芝生化校2校を見学してきました。小金井市立本町小学校と、同第二小学校です。

小金井市立本町小学校の校庭
まずは小金井本町小学校。2010年に東京都の校庭芝生化事業を活用して、校庭のほぼ全面にあたる3,400㎡を芝生化しています。実はわたくし、子どもの少年サッカーのお手伝いで何度かこちらの校庭にはお邪魔しているのですが、ここの芝生は年々よくなっているように思います。

こちらの校庭も、以前は全面がこの手前部分のようなダスト舗装でした
公園の芝生などでも言えることですが、公共スペースの芝生というと、最初にたくさんのお金をつぎこんで素晴らしい芝生をつくっても、適切な維持管理が行われずに、使っているうちにだんだん傷みがひどくなり、数年のうちに見るも無惨な状態になってしまうというケースが多いのです。私達が手がけているむさしの市民公園もそうですが、「年々状態がよくなっていく」というのは、なかなか希有な成功例なのです。

しかもこちらの学校では、基本的に利用方法の制限もせず、週末には土日ともサッカーや野球での利用が入っていて、まとまった期間の養生もしていないそうです。

花壇の周りにも余った芝を植えていったらこうなったそうです
 校庭の芝生化というと、とかく「芝生は養生のために何ヶ月も校庭が使えなくなるからダメだ」というのが、校庭芝生化が敬遠される一番の理由ですが、まさにここに養生しなくてもこれだけの状態を維持出来ている成功例があります。

小金井市立第二小学校の校庭


この日は用務員さんが乗用芝刈機を駆って芝刈り作業の真っ最中でした。
以前伺った通り、今でも利用制限なし、養生なしでこの状態を維持されているそうです。

芝生化を行った学校によっては、芝生を大切にするあまり、あるいは「芝生は養生しなければ保てないものだ」という思い込みのためか、何週間あるいは数ヶ月にわたって養生期間を取る学校もあるそうです。


秋や春のオーバーシードを行った直後の新芽の弱さを考えれば、養生期間をしっかりとった方が芝生にとっていいことは間違いありませんが、どんなに良い芝生を保てても、校庭として使えないのでは意味がないのではないでしょうか。

私達ファングリーンでも、養生は、本当に必要でそれに見合った効果が期待出来る場合に限って、最小限の範囲を最短期間で、という方針でやってきましたが、「特に養生はしていません」という小金井の学校でここまでの状態が維持できるというのは大いに参考になります。

小金井四小でのポット苗作り

小金井第四小学校で行われたポット苗作りの作業にお手伝いとして参加してきました。同校では、東京都の校庭芝生化助成事業を活用して、2011年校庭のほぼ 全面にあたる3,000㎡を芝生化、その後は毎年、芝生補修用のポット苗の作成から植え付けを、子ども達自身の手で行っているそうです。素晴らしい!

小金井市立第四小学校の芝生の校庭
 芝生全体の様子はこんな感じ。かなり傷んでいるように見えますが、茶色くなっている部分には夏芝ティフトンがちゃんと残っていますので、これから気温が上がるにつれて復活していってくれることでしょう。十分な散水と施肥が大事ですね。中央部あたりは休眠中のティフトンが削れてしまっていますが、この部分を中心に、今回作成するポット苗を植える計画とのこと。理にかなっています。

作業開始にあたって、先生から説明がありました。その語り口がまた実にすばらしかったのでご紹介します。

思い切り遊んで運動して、芝生が傷んでもいいんです!
「皆さんの校庭の芝生、ごらんのようにだいぶ傷んでしまっていますが、皆さんが思いきり遊んで、思い切り運動して、その結果傷んでしまったのだから、これでいいんです!全く問題ありません!傷んでしまった芝生にまた元気になってもらうための芝生の苗をこれからみんなで作って、みんなで植えましょう!」

と。まさにその通りで、校庭の芝生は、思い切り使って、走って、転んで、踏みつけて、傷んでくれることに意義があります。子ども達の代わりに傷んでくれているのです。土の校庭は、傷まないかも知れませんが、その代わりに子ども達の体が傷みます。

子ども達が思い切り使うことで傷んだ芝生は、大人達の手で治してあげればいい、というのが私達のモットーですが、そこに子ども達も一緒に参加出来ればなお素晴らしいですね。芝生は生き物なので、必要なケアを施して手助けしてあげれば、自ら治癒する力があります。

総合学習の時間にポット苗作り

ポット苗作りは、3年生と6年生のペア、4年生、5年生とで、それぞれ総合学習の時間を使って行われました。毎年行われている作業なので、こちらが作り方を説明しようとすると「やったことあるから知ってるよ!」という声も。


午前中いっぱい使って約300シート、7,500個のポット苗ができました。現在傷みが目立っている部分の芝生を補修するには十分過ぎるくらいの量です。 日当たりのいいところに置いて約6週間、雨が降らない日は毎日散水してやることで、6週間後にはこんなふうに育ちます。この頃にはポットの中にぎっしりと 根が張っていますから、これを芝生の傷んだ部分に植え付けると、横にぐんぐんと広がって、傷んだ部分を覆ってくれます。

大胆!繊細!丁寧!ポット苗づくりにも作者の性格があらわれます

300シート7,500個のポット苗を仕込みました

皆でワイワイと植え付けるのが楽しみですね。

作業に参加された先生に芝生の校庭の感想をうかがってみたところ「とにかく子ども達が思い切り運動しても安全なのが一番です。ケガも減っていますし、みんな教室から出て芝生の上で遊ぶのが大好きです」という回答。何か困ったことは?と聞くと「うちでは特に芝生でやってはいけないこともありませんので、特になにも。散水や芝刈りの手間が大変ですが、そのくらいです」と。

中休みの時間 芝生の上で思い切り遊ぶ子ども達

 芝生の校庭、もっともっと広がって欲しいものですね!

2015年5月18日月曜日

日曜日の芝刈り

日曜日は、芝刈りと散水を行いました。

1000㎡以上の芝生には乗用芝刈機が必須
 乗用芝刈機を乗りこなしているのは、この公園で練習をしているサッカーチームのIコーチです。「前回作業から大分時間が開いてしまったので、すっかり忘れてしまって、緊張しました….」と仰りながらも、何回か往復するうちに徐々に思い出された様子。

作業に慣れている人でも、春になっての最初の数回は、操作の手順やタイミングなど、忘れてしまっていてアタフタしたりしますが、さほど難しいものでもありませんので、すぐに思い出します。

乗用芝刈機を使えば、このくらいの広さの芝生でも30分掛からずに刈れます。これがエンジン付き自走式の芝刈機だと、おそらく2時間くらいでしょうか。手押しの無動力のカラカラ芝刈機だと….何時間かかるでしょうか。気が遠くなりますね。




自走式のエンジン芝刈り機 
これで1600㎡を刈るのは...ちょっとつらいです

芝生の維持管理の基本は「芝刈り・散水・施肥」の3点セットで、とにかく出来るだけ頻繁に芝刈りすることですので、必要な作業をささっと手早く済ませるための機材を揃えることが重要です。

目安として、広さ1,000㎡を越えたら乗用芝刈機は必須アイテムです。

水防訓練翌日の市民公園

先週土曜日、むさしの市民公園では毎年この時期恒例の水防訓練が行われました。今年はスケジュールの都合がつかず立ち合いにいけなかったのですが、昨年の様子はこちら

毎年何台もの消防車が市民公園に乗り入れるこのイベント、今年は前日夜から雨が降っていたため、車輪による芝生へのダメージがどれだけあるか不安だったのですが、目立ったワダチは1箇所だけでした。

深くえぐれたワダチが残っていました。

なぜか枯れ葉が播かれています

 昨年もあった謎の現象ですが、今年もありました。水防訓練で使われたと思われる大量の落ち葉が、無造作に「バサッ」と捨ててあります。

水防訓練に参加されているのは、規律正しい消防士さん達ですから、使った落ち葉をそのまま公園に捨てていくとはちょっと想像し難いのですが…、なにか特別な理由や意図があるのでしょうか。

ひょっとして「枯葉なら芝生の肥料になるだろう」と好意で撒いて下さっているのだとしたら……、お気持ちはありがたいのですが、まずそのままでは肥料にはなりませんし、日照のさまたげになりますので、来年からはどうかおやめ下さい。


謎の砂

また、一箇所、これもどういうわけか「砂」が捨ててありました。これも謎です。
確かに、芝生の上に「目砂」として砂を撒くという作業はありますが、あれは主に、芝が削れて凹部になってしまったところを平らにする目的でやることですので、このように、「ドサッ」とおかれても意味がありませんし、これも日照の妨げになります。


石灰で示された停車位置?でしょうか

これまた毎回恒例ではありますが、消防自動車の停車位置を示すためのものと思われる、石灰のラインがくっきりと残っています。石灰がすぐに芝生に害を与えるということでもありませんが、これをこのまま残しておくとカチカチに固まったりして、植物の生育環境としてはいいことはないので、私達の手で、散水用ホースでジャバジャバと流して始末します。

出来たら、石灰ではなくて、このようなマーカーを使って頂いた方が、跡も残さずスマートだと思うのですが、いかがでしょうか?


芝生の上のライン引きはマーカー使用がお手軽です

あまり細かいことを逐一指摘したくはないのですが、普段はたくさんの子ども達や子ども連れのお母さん達が快適に過ごされている公園ですし、周辺にお住まいの方や利用団体の方々が一生懸命世話をしてくれている芝生ですので、このような市のイベントでの利用の際にも、こうした点についてお気遣い頂ければ幸いです。

2015年5月9日土曜日

ポット苗4日後

製作したポット苗は、直後に肥料を与えて、毎日散水しています。土ではなく砂なので、保水力がないからですね。
 

上の写真は5月5日のポット苗製作直後のもの。


そしてこれが本日(5月9日)、4日後です。

ほぼ同じ場所を撮影していますが、下の写真はすこしみどりが増えているように見えませんか?

2015年5月6日水曜日

ティフトン芝ポット苗の作り方

5月4~5日にティフトン芝のポット苗を作りました。
 
作成場所の武蔵野陸上競技場では、利用団体であるサッカーチームなどの協力で製作し、植え付けも子どもたちや利用者にお手伝いしていただき、芝生への理解を深める試みをしています。
 
植え付けは5月最終の日曜日だそうです。
 

5×5のプラスチック製の苗シートに砂を入れます。


平らにして…。


苗を差し込みやすいように、指で穴を開けます。なるべく深く。
この作業は大人なら必要ないかもしれませんが、奥までしっかりいれることで定着率を上げます。特に子どもたちに作業させるときには、穴あけは必須です。


順番が逆になってしまいましたが、ちぎったティフトン芝苗は、乾かないように水に浸しておきます。ひと株の量はこのくらい。


25個植え終わったところです。


アップで見るとこんなカンジ。


最後に、上からパラパラと砂をかけて凹部をなくして完成です。


完成したシートは、日当たりが良く(これ必須!)かつ散水がしやすい(これも必須!)場所にならべて1~1.5ヶ月で完成です。

散水は雨が降らなければ毎日欠かさず行います。
肥料は完成直後に1回、その後はら植え付け時期を勘案して、植え付け時に芝の勢いが最大になるように、肥料の回数を加減します。

3週間程度経って葉がグングンと上に伸びてくると、芝生バリカンなどを使って刈りそろえて、葉が横へ伸びるようにします。

完成時には、シートから苗が引き出しにくくなるくらい根がびっしりと張ります。
そうすると、地面に植え付けてスグにティフトン芝は根を広げ出すわけです。

晴天続きのGWでした

ブログアップをだいぶサボってしまったので、まずは5月2日の芝刈りの様子からお知らせします。
 

上の写真は芝刈り前の様子です。ライグラスが伸びて、この角度からだとほぼ埋まって見えますね。


サポートメンバーと一緒に、芝刈りを終えたところから“追っかけ散水”です。


運転手はわたくし事務局。気持ちいいんだなこれが。


終わった後はさっそく少年サッカーが練習していました。