現在東京都教育委員会では公立小中学校の校庭芝生化を、学力向上や体力向上などなどと並ぶ重要施策の一つとして積極的に推進しようとしています。(参照:校庭の芝生化)このたびその一環として、校庭芝生化についての「コスト縮減モデル」検討委員会というものが立ち上げられることとなり、私もNPO法人ファングリーン代表としてそこに参加させて頂くこととなりました。
委員会のメンバーには、私たちの活動のはじめからサポートを頂いている、オフィスショウの池田さんに、元ニチノー緑化で現在はチュウブグリーンの山田さ ん、公益財団法人都市緑化機構の一條さんと、その道のプロとして日本の校庭芝生化をサポートして来られた大御所の方々が名を連ねておられます。先週その第 一回の会合が都庁第2庁舎30階の会議室にて開かれました。
私達は今のところ学校校庭の芝生化については関われておらず、またプロとしての知識や経験があるわけでもなく、そのような場に参加させて頂いたところでどれだけ貢献できるのか正直疑問だったのですが、都の担当者に率直に聞いてみましたところ次のようなご回答を頂きました。
い わく、プロの知見や経験は他の委員の方々が持っておられるが、ファングリーンは、芝生を使う子どもの親として、また地域の市民として、つまりプロや業者と は別の立場で、公園やグラウンドの芝生を作り支えて来た経験を持っておられる、また都内でほぼ唯一本格的にポット芝を使った低コストでの芝生化を行ってお られる団体である点にも注目している、そうした知見を是非この委員会に提供して頂き、東京の校庭芝生化推進に力を貸してほしい… と。なるほど、そこまで言われたら辞退するわけにはいきません。微力ながら出来る限りのご協力はさせて頂きますということで、委員のお話承ることになりま した。
そんなわけで第一回の委員会にのぞむことになったわけですが、会合冒頭の委員長挨拶から東京都教育委員会の「都内の公立学校は是非 とも全校芝生化したいのです!」という意気込みがひしひしと伝わってきます。東京都は本気で全校芝生化を進めるつもりです。しかし実際の自治体からはなか なか積極的な反応が返ってこない。一つの要因としては、つくるのはともかく、(各自治体にとって負担となる)維持管理にコストが掛かりすぎるということが 一つの高いハードルとなっているので、これを下げることを一つの切り口として、この委員会の所見を提示したい。出来れば校庭芝生化を検討する学校や自治体 の参照するマニュアルやチェックリストとなるようなアウトプットを残したい、とのことでした。なるほどなるほど。
この手の委員会というの は割と予定調和的に進むものかと思っていたのですがそんなことは全くなく、委員会では初回からプロの芝生技術者同士の丁々発止のやり取りが行われたり、な かなか聞けない行政サイドの本音や諸々の事情も聞けたりして、行政サイドもプロの芝生技術者さんも、この委員会の成果を本当によいものにしたい、その成果 を校庭芝生化推進につなげたいというホンキが感じられました。
そんな中に、プロの技術者でも行政担当者でもない私がどのようなスタンスで加わっていくべきか。
ここは一つ逆転の発想で、芝生素人の一市民という立場で、全く空気を読まないKY発言を遠慮せずしていこうと思います。
行 政組織の事情やプロの常識、業界のしがらみなどからオールフリーの立場を活かして、「なんでこうなの?どうしてこうできないの?こうすればいいんじゃない の?」という疑問を、どんどんぶつけて行こうと思います。他の委員の方からは呆れられることも多々あろうかと思いますが、10回に1回くらいの割合でも何 かしらの気づきにつながるような問題提起が出来れば、参加させて頂いた意義が見つかるのではないかと。
この委員会、来年3月末までに4回開催が予定され、来年度にも継続することを目指して調整中とのことです。都内の校庭芝生化の推進に少しでも役立つようなアウトプットが出来るよう、少しでもお役に立つことを目指して、座に加わらせて頂きたいと思います。
2008年に校庭全面芝生化した小金井第二小学校 |
委員会のメンバーには、私たちの活動のはじめからサポートを頂いている、オフィスショウの池田さんに、元ニチノー緑化で現在はチュウブグリーンの山田さ ん、公益財団法人都市緑化機構の一條さんと、その道のプロとして日本の校庭芝生化をサポートして来られた大御所の方々が名を連ねておられます。先週その第 一回の会合が都庁第2庁舎30階の会議室にて開かれました。
私達は今のところ学校校庭の芝生化については関われておらず、またプロとしての知識や経験があるわけでもなく、そのような場に参加させて頂いたところでどれだけ貢献できるのか正直疑問だったのですが、都の担当者に率直に聞いてみましたところ次のようなご回答を頂きました。
い わく、プロの知見や経験は他の委員の方々が持っておられるが、ファングリーンは、芝生を使う子どもの親として、また地域の市民として、つまりプロや業者と は別の立場で、公園やグラウンドの芝生を作り支えて来た経験を持っておられる、また都内でほぼ唯一本格的にポット芝を使った低コストでの芝生化を行ってお られる団体である点にも注目している、そうした知見を是非この委員会に提供して頂き、東京の校庭芝生化推進に力を貸してほしい… と。なるほど、そこまで言われたら辞退するわけにはいきません。微力ながら出来る限りのご協力はさせて頂きますということで、委員のお話承ることになりま した。
そんなわけで第一回の委員会にのぞむことになったわけですが、会合冒頭の委員長挨拶から東京都教育委員会の「都内の公立学校は是非 とも全校芝生化したいのです!」という意気込みがひしひしと伝わってきます。東京都は本気で全校芝生化を進めるつもりです。しかし実際の自治体からはなか なか積極的な反応が返ってこない。一つの要因としては、つくるのはともかく、(各自治体にとって負担となる)維持管理にコストが掛かりすぎるということが 一つの高いハードルとなっているので、これを下げることを一つの切り口として、この委員会の所見を提示したい。出来れば校庭芝生化を検討する学校や自治体 の参照するマニュアルやチェックリストとなるようなアウトプットを残したい、とのことでした。なるほどなるほど。
この手の委員会というの は割と予定調和的に進むものかと思っていたのですがそんなことは全くなく、委員会では初回からプロの芝生技術者同士の丁々発止のやり取りが行われたり、な かなか聞けない行政サイドの本音や諸々の事情も聞けたりして、行政サイドもプロの芝生技術者さんも、この委員会の成果を本当によいものにしたい、その成果 を校庭芝生化推進につなげたいというホンキが感じられました。
そんな中に、プロの技術者でも行政担当者でもない私がどのようなスタンスで加わっていくべきか。
ここは一つ逆転の発想で、芝生素人の一市民という立場で、全く空気を読まないKY発言を遠慮せずしていこうと思います。
行 政組織の事情やプロの常識、業界のしがらみなどからオールフリーの立場を活かして、「なんでこうなの?どうしてこうできないの?こうすればいいんじゃない の?」という疑問を、どんどんぶつけて行こうと思います。他の委員の方からは呆れられることも多々あろうかと思いますが、10回に1回くらいの割合でも何 かしらの気づきにつながるような問題提起が出来れば、参加させて頂いた意義が見つかるのではないかと。
この委員会、来年3月末までに4回開催が予定され、来年度にも継続することを目指して調整中とのことです。都内の校庭芝生化の推進に少しでも役立つようなアウトプットが出来るよう、少しでもお役に立つことを目指して、座に加わらせて頂きたいと思います。
都庁30階会議室からの素晴らしい眺め。夕日を背景にした富士山。 |
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