わたしたちは、地域の広場や公園、学校校庭や園庭を、 子どもからお年寄りまでが安全で気持ちよく過ごせる芝生にすることで、 子ども達の外遊びや生涯スポーツを振興し、 緑豊かなまちづくりを推進するNPO法人です
2009年11月14日土曜日
青空市とむさしの市民公園
11月14日、青空市から1週間経過した、雨上がりのむさしの市民公園の様子です。
左の10月中旬の写真と比較すれば、そのダメージの大きさは明らかですね。
もっとも、この時期に数万人規模の来場者がある恒例のイベントがあることは、事前に分かっていたことですので、ここで相当のダメージを受けることは、ある意味想定内ではあります。
というよりも、青空市に来て頂いた来場者の方が「去年よりもずっと気持ちいいね」と思ってくれたら、そこで踏まれることでダメージを受けた芝もそれだけ役に立ったということですので、いいのです。むしろ本望です。
ただ、この青空市による芝生のダメージは、どうも、来場者の方に踏まれたことというよりは、会場設営と撤去のためのトラックやフォークリフトが走り回ったことによるものなのではないのかというのが、どうにも釈然としないのです。
管理者である武蔵野市緑化環境センターには、「お祭りの来場者に踏まれることは全く問題ない。むしろ来場者の皆さんに芝生の気持ちよさを味わってもらえることは私たちとしても嬉しい。ただし、会場設営、撤去で運搬車両が入ることは出来るだけ避けて欲しい。どうしても必要な場合のみ最小限にして欲しい。」とお願いし、快く了承も得ていたのですが、やはり現場レベルには十分伝わっていなかったようです。
また、当日芝生の上にバーベキューグリルを直置きされていた出展者がおられたということは人づてに聞いていましたが、そこ(恐らくここでしょう)はこんな風になっていました。芝が四角形に完全に枯死しています。踏まれたことによるものではありませんね。他の部分は春になれば復活する望みがありますが、ここはそうはならないでしょう。
非常に残念です。
もちろん、その方も悪気があってやられていることではないとは思います。ただ単に、知らなかった、気づかなかった、考えもしなかっただけ、なのでしょう。もしその方に、そこに芝生が生えている意味、去年までは土だった地表が緑の芝生で覆われているのはなぜなのか、誰かが植えて誰かが世話をしているからそうなのだということが、少しでも伝えることが出来ていれば、きっとその方もブロックを置くなり台を置くなり、配慮してくれていたのだろうと思います。
そういう意味では、トラックやフォークリフトのことも、バーベキューグリルのことも、私たちファングリーンが十分にこうしたことを周知し、会場設営業者や実行委員の方々にも事前に十分な説明とお願いが出来ていなかったことによるものなのでしょう。反省すべきは私たちです。
もっとも、今このような状態になってしまっているからといって、市民公園の全面芝生化は失敗だったのか、そもそもこのような不特定多数による使われかたをする公園の芝生かなど無理だったのか、と言われれば、少なくとも私たちは全くそのようには考えていません。
よく「芝生は踏んだらすぐに剥げてしまう。だから公園や校庭では失敗するに決まっている。駄目に決まっている」と言われます。
むさしの市民公園も踏まれることではげてしまいました。でも私たちはまだ「失敗した」とも「駄目だった」とも思っていません。
それについてはまた次回以降、改めてご説明したいと思います。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿