逆をいえば、「(定期的な)維持管理をやめなければ」、どんなに芝生がはげていようと、生育が悪かろうと、芝生化は継続していることになるわけです。
ぼくの毎日の通勤路に芝生化の失敗事例がありますので、ご紹介します。
駅から職場への途中に、上の写真のような豪華30階建てツインタワーマンションがあります。
そしてその足下には、「もと芝生」だったところが…。
目分量ですが、1,000㎡くらいの「もと芝生地」です。
おそらく、このような高層開発をする場合は一定面積以上の緑化が義務づけられており、そのためにオープン当初にこのような「もと芝生地」が(しつこい?)作られたのだと思います。
こうなってしまうと、もはや芝生としての機能は半減し、虫取りの子どもは入るけど、キャッチボールをしようとは思いませんし、サッカーはできませんよね。
まあ言ってみれば「ヒトんちの芝生」だから、ぼくがどうこう言っても始まらないのですが、たぶんこんな「もと芝生地」っていろんなところに生まれているのだと思います。
それで、ほとんどのヒトは気づかないし、少し芝生に興味のある人が「やっぱり芝生って失敗するんだよねぇ」って。
でも、これって最初から失敗することがわかっていて「とりあえず芝生にでもしとくか」ってやっただけだと思うんですよ。散水施設もないし、芝刈りもしないし、まして肥料なんかやってこともないだろうし。
マンションの外構を受注する園芸業者って言ったって、芝生に詳しいとは限らないんですよね。あ~ぁ、毎日見るたび残念に思っています。
いまからだって、芝刈りと散水と肥料で復活させることは可能だと思うんですけどね。やる気が見えない以上は、「芝生化の失敗」事例ですな。
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ついでにもう一つ。
そのタワーマンションの舗道にある、今春つくられた花壇なのですが。
でもここも、花のほうは一生懸命手入れしているようだけど、芝生はほっぽりっぱなし…。
刈ってないのでワサワサです。
おまけにぼくとして許せないのが…。
「芝生養生中の為」立ち入り禁止、ですよ。
いったいいつまで養生するんでしょう?そして養生がおわったらこの札を外すのでしょうか?
絶対外しませんよね。こんなりっぱなクイで柵をつくっているんですし、こちらは花壇のような小さな面積ですからね。
この場合柵付きでもいいと思うんですよ。立ち入り禁止でも。
この場合柵付きでもいいと思うんですよ。立ち入り禁止でも。
でも「芝生養生中の為」っていう文言はやめてほしいなぁ。これも、つくったヒトは「とりあえず、芝生だから、『養生中』って書いとけ」って安易に考えたのでしょう。
芝生にすると、何でもかんでもとりあえず「養生中立ち入り禁止」って、そんな看板ばかり見ているから、芝生に入って思いっきり走り回るなんてことを体験できないで過ごしていくんですよね。大人も子どもも。
このブログを見ている人はわかってくれるかしらん。
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