プロが管理する競技場では、利用がないときは、降霜を防ぎ温度を保つために“養生シート”を芝生全面にかけます。
昨日たまたま武蔵野陸上競技場を訪れたときに、その作業を行っておりましたので見学しました。
一昨日のJリーガーを招いてのサッカーイベントで今年の利用は終わったのですね。
養生シートをかける前の様子です。日陰の部分はまだ表面が凍っています。センターサークルの所にブルーシートがかけてありますが、これは一部分だけ養生していたからです。
まず今年最後の肥料散布です。まん中にひもを張っているのがわかるでしょうか?ひもに沿って、スプレッダーを一定速度で動かして、均一にまきます。この日はハーフレート(いつもの量の半分)。
肥料散布後にスタッフ5名でシートを広げていきます。この広い競技場を8枚のシートで覆います。
この日は風が穏やかだったので、比較的作業は楽とのこと。
それでも、風をはらんで、こんなふうにめくれあがりますので、それを土嚢などで押さえつつの作業です。
シートは工事現場のブルーシートのように水を通さないものではなく、すき間があるので空気も降水も通します。さらには、薄いので日光も通すのです。
これで完成。
新年は4日にサッカーの利用が入っているとのことで、前日の3日にシートをはがすそうです。
大変な作業ですね。
この作業もあって、いつもキレイな芝生が保てているわけです。お疲れ様でした。
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