バスでの芝生化視察です。10月11日の午前中で5箇所を回ります。
バスガイドは、ニール・スミス氏。NPO法人グリーンスポーツ鳥取の代表であり、鳥取方式の芝生化を象徴する方です。ニュージーランド出身で、ラグビーをこよなく愛していらっしゃいます。
ちょうどワールドカップ期間だったので、いろいろラグビー談義ができました。
1箇所めは、千代川の河川敷。うっそうと生い茂る雑草をかっただけ。もとい、雑草という概念がないので、自然に生える野草です。雑草というのは、じゃまな草という意味とすれば、鳥取方式の芝生化に余計な草はないからです。刈ってしまえばすべてが芝生。
まいどおなじみですが、この芝生地ツアーでは、みんなハダシです。もちろん私は今回もサンダル履きで参加しました。
つぎは、鳥取市南安長3丁目の「みんなの庭」
住宅街の中の公共空き地ですが、以前は廃棄物があったりして、子どもを安心してあそばせることのできない広場だったそう。それが上の写真のように、ふかふかの芝生になりました。
中心となって作業した鳥取JC(青年会議所)の方々。まだ自治会もできていなかった地域住民と一緒に、ティフトンのポット苗を植えて育てました。
そして上の写真は、鳥取市立の若草学園(児童発達支援センター)。
発達支援の必要な子どもたちのための通園施設です。
転んでもケガが少ない芝生は、子どもたちに大人気だそうです。
そして校庭・園庭芝生化に必須なのがスプリンクラーですね。若草学園にもポップアップ式のスプリンクラーが埋設してあります。
上の写真は、鳥取市立川原第一小学校。2011年にポット苗方式で芝生化しました。
そして視察の最後は、鳥取方式の芝生化発祥の地です。
湖山池のほとりにある、グリーンフィールド。湖畔の自然の草を刈り払って、ティフトンを補植しています。グリーンフィールド1が21,000㎡で、2、3とさらに造成し、40,000㎡超になりました。
グリーンフィールドでやっていたイベントの出店でお昼ご飯。
こんな風に、いろんな草が混じった芝生です。
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さてお昼からは近くの鳥取大学に場所を移して、基調講演とシンポジウムが行われました。
基調講演は、味の素スタジアムやFC東京の練習場を手がけるプロのグラウンドキーパー、池田省治さん。我らがNPOファングリーンの設立当初から、無償でご協力いただいています。
わたくし事務局は、師匠と(ひそかに)呼んでおります。
テーマは「芝生×スポーツ」
そのあとはシンポジウム。
福井県敦賀市で芝生化を進める、NPO法人Club Greenの代表丸岡氏と、日本フライングディスク協会の会長で、上智大学教授の師岡先生が加わります。
一年に一度、一日中芝生にドップリ浸かれる鳥取です。
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