3月はじめのむさしの市民公園の様子です。
例年1月から3月までは市民公園での活動はほぼ冬眠状態となり、4月はじめのさくら祭りがあけてから、本格的な活動開始となっていたのですが、今年は3月はじめに一度エアレーションと種まきを行い、さくら祭りを緑の芝生で迎えられるようトライしてみることにしました。
これは、昨年11月の青空市後の悲惨な状態の修復作業として行うはずだったエアレーションと播種作業を、どうせやるならより高い効果が期待出来る3月にやりましょうと市に提案して、賛同頂いたものです。
昨年11月の青空市での、テント配置と導線の跡がはっきりと残っていますね。
このあたりは特にダメージがひどく、深いワダチになってしまっていたあたりで、冬芝も夏芝もほとんど残っていません。
まずは、比較的浅い穴を数多く開けてくれる、バイブロファインタインでエアレーションです。
比較的浅い穴を無数に開けてくれます。地中の通気性を改善することを目的としていますが、種まき前に細かな穴を開けることで種が穴に落ち込み、ハトの食害被害もまぬがれつつ、根もしっかり張ってくれることも期待しています。
冬芝の種を1㎡あたり約30g撒きます。もっと撒けばとりあえず手っ取り早く濃い緑の芝生が出来るのですが、ここで冬芝の密度を上げすぎるとその後の夏芝ティフトンの成長を邪魔してしまうので、ほどほどにです。その後肥料を同じくスプレッダーで撒きます。こちらは1㎡あたり約20gほど。
手押しで転がしながら、遠心力で種や肥料の粒を均等に散布してくれる優れものです。
いつもはこの後にタップリと散水するのですが、昨晩までの雨と、今夜半も雨が予想されているため、今回は省略です。
種まき後は養生(芝生を囲って立ち入り禁止にして芝生を保護すること)するところが多いですが、むさしの市民公園では今回も一切養生なしです。もちろん、養生すれば芝生の成育はよくなりますが、日に日に温かくなって外遊びがしたくなってくるこの時期ですので、なるべく多くの利用者さんに気持ちよく使って頂きたいと願って、あえて養生はなしです。(仮に今養生して育てても、おそらく桜まつりでまた大々的に傷むでしょうしね)
約一週間で発芽の見込みです。楽しみです。
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