2012年11月17日土曜日

青空市から一夜明けた市民公園


ご報告が遅れてしまいましたが、今週月曜日、青空市後のむさしの市民公園の様子を見に行って来ました。大勢の来場者で賑わうお祭り後の傷み具合を確認するためと、テントの撤去作業の様子を見るためです。

 前日の夕方からまとまった雨が降り地盤がゆるんだ状態でしたので、テントの撤去作業のための運搬車輌が芝生の中を走り回れば大きなダメージが残ってしまい ます。市役所から設営業者さんには十分注意をしてもらっていますが、それでも「全く入らないというわけにはいかない」ということで、作業の様子が気になっ たのですが、この日は雨が上がった直後でテントも濡れたままだったため、撤去作業は中止になったとのことでした。フォークリフトなどが芝生に 入るにしても、乾いた状態で入るのと湿ってゆるんだ状態で入るのでは、芝生へのダメージは大きく異なりますので、ちょっと一安心です。


ティフトンの層が分厚く保護してくれています

 さて、お祭りそのものによるダメージですが、今年は、夏場のティフトンの成育状況が例年になく素晴らしく、ティフトンのほふく茎が絡み合った層が厚いクッションの役割を果たしてくれたおかげでしょう、青空市後の状態としては、例年になく良い状態です。


テントの間の動線部分もしっかり芝生が残ってます

だいたい毎年、こういったテントとテントの間は人の通行の集中する動線となり、芝がすり切れて土が見えてしまったりするのですが、このとおり、しっかりとした芝生が残っています。

芝生の東端部分 ここは車も通るのでこの状態

芝生の東端はこの状態。この部分は人の動線である他に、設営での車輌の通路にもなること、またもともと日当たりが悪くティフトンの成育がとてもよくないこともあって、これだけダメージが残ってしまっています。

芝生の東北角 ここは恐らくフォークリフトの出入り口だったのでしょう

芝生の北東角。ここも日当たりがあまりよくないのと、こうしたお祭り時に車輌の出入りと、恐らく芝生にフォークリフトが入る際の出入り口になっているのでしょう、10月に撒いて育ってきたライグラスがべっちゃりと潰れてしまっています。ここは、市役所側の公園入り口から入って最初に目に入る部分ですから、美しく維持したいところなのですが。



芝生化以前から年に3回こうした大きなお祭りイベントが開催されていたため「芝生はとうてい無理」と言われていたむさしの市民公園ですが、全面芝生化から3年を経た私達の経験から言えば、お祭りそのものや大勢の来場者に踏まれることによるダメージは、実はたいしたことはありません。問題は設営や撤去作業の時のトラックやフォークリフトが走り回ったり、重い荷物を長時間置きっぱなしにすることによるダメージなのです。今回、例年よりも良い状態の芝生でこの青空市を迎えてみて、またその確信を強めました。

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