ちょっと時間があいてしまいましたが、9月29日に鳥取市内で開催された「第3回鳥取方式芝生化アカデミー」のご報告(続き)です。
さて、続いて向かったのは鳥取市立大正保育園(面積800㎡)です。こちらは、ことしの7月7日にティフトンポット苗移植方式で芝生化しました。
その後、養生期間(園児の立ち入り禁止)なし、週1回の芝刈りと月1回の施肥を行い、約2.5ヶ月でこの通り!
3~5歳児が71名在園ということで、東京の保育園よりはかなり芝生生育の条件は良いですが、それでも芝生化1年目でこれですよ。
もちろん、園庭芝生化には必須のスプリンクラーはこの通り(自動ポップアップ式)。
散水時間の管理タイマーは、こんなかんじ。こういうの初めて見ました(クリックすると拡大します)。
鳥取市立の保育園は園庭芝生化率60%以上だそうです。そう遠くないうちに100%になりそう。
鳥取の子どもたちは恵まれているゾ。
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そして次にバスで訪れたのは…、鳥取県立白兎特別支援学校(校庭3,500㎡)。
こちらは、もはや校庭芝生化のレベルではありません。サッカーやラグビーのトップチームの練習場みたい…。
2007年にポット苗移植方式で芝生化、もちろんスプリンクラーは自動ポップアップ式です。
週1回の芝刈りと月1回の施肥は先ほどの保育園と同じですね。
作業は入札で落札した造園業者がやっているそうですが、興味深いのは、別にコンサルタント業務を「NPOグリーンスポーツ鳥取」に発注していること。
維持管理する業者は、NPOの指示の元に定期作業を行っているそうです。コンサルに発注する分余計なお金がかかりそうな感じですが、実は的確なコンサルをおこなうことでムダな作業が減って、総額ではコストダウンになっています。
マイクを持って説明しているのは、県の未来づくり推進局長の田中さん。もうえらくなってしまっていますが芝生化当時の担当課長だったそうです。課長自ら雨の中のポット苗植えをおこなったとか。
行政マンってとかく偏見を持ってみられがちですが、『アツい男』とお見受けしました。
利用者(児童生徒・保護者)の要望と、行政の後押しを、うまく地元のNPOがまとめて、けっきょく利用者のためになっているって、すばらしいことだと思うな。
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