ちょっと見慣れない地図を出しました。
これは、高層天気図と呼ばれるもので、ほぼ横に走る太い線は、地上約5,000~5,500m付近の温度を表しています。今夜21時の予想天気図で、普段よく目にする地上の天気図とは異なり、気圧500hpa(ヘクトパスカル)の等圧面天気図です。
日本がどこにあるかわかりますか?目をこらしてみるとまん中やや右側に日本列島の形がわかります。(図はクリックすると拡大します)
まん中にCと書いてあるのは、周辺でもっとも気温の低い(cold)ところで、その周りの線は-39℃線になります。この空気塊は西から移動してきたもので、今夜北陸地方にかかってくる予報です。
さらに、それに重なる緑色で囲った縦線のエリアは、上空が湿っていて、雲ができやすいことを表しています(「湿域」と言います)。
つまり、今夜の北陸地方は、気温が非常に低くてとても水分が多い空気塊に覆われる→大雪の可能性が大、ということになるわけです。
関東地方にも雪雲が流れ込んでくる可能性もあり、山沿いを中心に注意が必要です。
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