2018年9月19日水曜日

第8回鳥取方式芝生化アカデミー(その3)

この日の視察最後は、鳥取市立東郷小学校。市内の小学校ですが、中心地からはだいぶ離れています。
 
 
生徒数は30人。平成29年に地域内外のかた200名が集まって、5,000㎡の校庭に、ポット苗を植え付けました。


前日土曜日が地域を巻き込んでの運動会だったそうで、ラインが引かれています。
芝生の色の薄いところは、刈り高を1段低くしているところ。走るところをはっきり示すために、走路の両側を低くしています。
走るところはフカフカの高さです。


会場では、まず(株)オフィスショウの池田省治社長による、芝生管理教室。
NPOファングリーンにとっては芝生の師匠ですが、じつはとっても経験豊富なえらい方。
アメリカンフットボールNFLのグラウンドキーパーでもありますし、FC東京のヘッドグラウンドキーパーとして、味スタや練習場などを管理しています。
そのほか、芝生グラウンドや学校校庭など多数管理。
 

芝生に影響の少ない水性ペイントで、ラインをまっすぐひくコツ、曲線をひくコツ。



お昼は、東郷小学校PTAの方々が用意してくれた、栗ご飯のおにぎりやイノシシ汁。


満腹になれば、自然と眠くなりますzzz。 ごちそうさまでした


 
 
そして午後は、世界陸上400m障害銅メダリストで、サムライハードラーといわれた、為末大さんによるハダシでかけっこ教室。市内近郊の小学生が100名以上集まりました。
おとなもまわりでまねっこ。
 
 
これでご報告は終わりです。
鳥取市の方、鳥取県の方、サポートネットワークの方、地域の方など、お世話になりました。
武蔵野市に持ち帰って、地域の芝生化に役立てたいと思います。
ありがとうございました。


2018年9月18日火曜日

第8回鳥取方式芝生化アカデミー(その2)

視察2ヶ所目は、鳥取市立豊実保育園の園庭。
なんと、2,000㎡です。
 

いつものように、参加者は芝生の上はハダシです。


こ~んなに、広い!


市の補助金10割で実施しました。ティフトンのポット苗の植え付けです。
園長先生から、子どもへの影響などについてご説明がありました。


影響は、
○進んでハダシで遊ぶ
○すり傷の減少
○日差しの照り返しがない
○全身で転げ回って遊ぶ(恐怖感がない)


散水はポップアップ式スプリンクラー。
きっと、園児の水遊びにも利用していますね。

2018年9月17日月曜日

第8回鳥取方式芝生化アカデミー(その1)

鳥取県鳥取市において、「鳥取方式芝生化アカデミー」の第8回が開催されました。(9月16日)
 
毎年、われわれNPOファングリーンからも1~2名を研修として派遣しており、ことしも事務局1名が参加してきました。
 

集合は鳥取県庁1階ロビー。県の後援を受けているので、休日の県庁を開けていただけるのですね。
参加者はバスに乗って、市内各所の芝生を視察します。


まず最初は千代川(せんだいがわ)緑地の市民スポーツ広場です。
じつは、7月の西日本豪雨の増水で、完全に水没したそうです。向かって左側が芝生のスポーツ広場なのはおわかりと思いますが、右側の白っぽいところは、アスファルトの駐車場です。
すっかり流されてきた土砂に覆われて、このままでは駐車場としても利用できません。


ところが、スポーツ広場は、水さえはければこの通り。
土の広場だったら、えぐれて、整地しなければ使えなくなったはずです。


説明していただいた市職員が来ているポロシャツがカッコイイ。
このアカデミーを主催している「鳥取方式の芝生化全国サポートネットワーク」のユニフォームです。


つぎは、このアカデミーでは毎度おなじみ、鳥取方式芝生化の聖地「グリーンフィールド」です。
ⅠからⅢまで、湖山池北岸の荒れ野を刈り取って芝生化してきたところです。
あわせて44,000㎡の広大な芝生です。


説明はおなじみ、ニール・スミス氏(NPOグリーンスポーツ鳥取理事長)。
とくに利用規制なく、自由に使えて、時には車の駐車場にも利用しています。
散水は自然の雨のみ、芝刈りは乗用芝刈機で作業しています。


グリーンフィールドⅠには、ラグビーポールが立っています。