2012年12月29日土曜日

海外芝生事情~グアム編

事務局と有志で、グアムへ芝生の視察に行ってきました。
 
ことしは、夏のUAEへの視察に続いて2回目ですが、ファングリーンはリッチだなぁなんて思わないでね。すべて事務局の自腹ですからね。
 


ホテルの庭です。みっしりとした芝生でした。奥にチラリとプールが見えます。


こちらは海辺の芝生。やはりホテル内ですが、フットサルくらいはできる広さがあります。
赤パンの頭の上が「恋人岬」で、椰子の向こうの白い建物が「ホテルニッコーグアム」。


芝刈りのおっちゃん。刈り飛ばしております。


こちらは、メインの海岸から離れた、あんまり観光客が行かない海岸公園。
特に植え込んだ芝生ではなくて、そこらに生えている雑草を刈り込んだだけです。


けっして、海水浴にいったついでに芝生の写真を撮っているわけではなく、あくまでも芝生の写真を撮りにいった空き時間で泳いできているのです。これはわたしの矜持です、うん(笑)。

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…というわけで、今年もNPOファングリーンを応援いただきありがとうございました。来年もがんばりますので、よろしくお願いいたします。
よいお年をお迎えください。

2012年12月22日土曜日

ファングリーン通信No.23

まいどおなじみのファングリーン通信の最新号ができあがりました。
 
毎年武蔵野市のNPO補助金を利用させていただいており、不定期発行ながら、市役所や議会・関連団体やむさしの市民公園周辺の方々などに配布させていただいております。
 
ご希望のかたは、web.fun.green@gmail.com (@は半角)までご連絡いただければ、何部でも無料で郵送いたします。
 
また、このブログ右下の「ファングリーン通信」のガジェットからもダウンロードできます。
 

さて、これから、毎回郵送させていただいている150名あてに封筒詰めです。これがホントの仕事納めかな。

2012年12月16日日曜日

仕事納め

昨夜の雨があがって、きょうは穏やかな日曜日でした。
 
ファングリーン年末恒例の、むさしの市民公園の倉庫大掃除です。
4月から機材を出し入れして、その都度きれいにしているつもりですが、やはり何かといらない物がたまったり、ホコリをかぶっている物もあったりと、大掃除のしがいがあります。
 

昨夜の忘年会で飲み過ぎて、遅刻したメンバーもおりますが(たしか去年もそうだったな、笑)、倉庫の中を空っぽにして拭き掃除。


軍手や機材の在庫を確認して、キレイにしまっておしまいです。
ファングリーンの市民公園での活動は、今年はこれでおしまい。これからの時期は、よっぽど乾燥した天気が続かなければ、散水もしない予定です。



ライグラスは、かなり擦り切れてしまった感じがありますが、ティフトンはまだまだミッシリしています。

むさしの市民公園では、来年4月7日(日)に「武蔵野桜まつり」がおこなわれますので、おまつりが終わった直後から来シーズンの作業が行われます。それまで、メンバーはちょっとお休みです。

このブログはお休みしませんので、まだ「良いお年を」とは書きませんよ。

2012年12月9日日曜日

カメラ忘れた~ぁ!

きのうは、サポートメンバー2名と、今シーズン最後の肥料散布をおこないました。
いつもより、3分の2の量で薄めに。
成長が止まっているのに、たくさんの餌を食べさせるのも良くないようです。

あ~、でもいつも写真を撮っているカメラを自宅に忘れてしまい、写真がありません!
申し訳ありません。

作業は、まず石拾いをして、落ち葉をトラクターで吸い取ってお掃除。先週よりもグッと量は減ったので、たぶん芝刈りも今期最後ということでしょう。
なので、トラクターをキレイにお掃除しておしまい。

最後は全体に軽く散水しました。

来週はファングリーン仕事納めで、むさしの市民公園の倉庫の大掃除を行う予定です。

2012年12月2日日曜日

いい堆肥ができます

ついこの前まで半袖で作業をしていたような気がしますが、今日は、重ね着しても寒いくらいでした。12月初旬としては珍しく、上空には雪を降らせるくらいの寒気が流れ込んでいます。
 



先週日曜日に芝刈り(というか、ほとんど落ち葉の集草)をおこなったむさしの市民公園ですが、1週間でこんなに落ち葉がたまってしまいました。

このままでも芝生の保温性が高まる、って考えもあるかもしれませんが、やっぱり「見栄え」や利用者の使いやすさもあるので、きょうも集草しました。


なんと、こんな感じの大盛りが7杯!
市民公園の作業が楽なのは、この大量の刈りカス(落ち葉)を捨てる場所があるということ。公園の一角に、堆肥を作るために落ち葉をためておくスペースがあるのです。そこへ持って行ってバサッと捨てるだけ。いちいちビニール袋に集めて…ってことがないので。

芝刈り機で細かく切り刻んだ葉なので、きっと、早くいい堆肥になるでしょう。


キレイになった芝生広場に、ライグラスの種を混ぜた土をまきました。何カ所か、利用によってえぐれて窪んだ場所がありましたので、そのへんを中心に、一輪車2杯くらい。
サポートメンバー2名といっしょに作業しました。


うん、さっぱりしましたね。

こう見ると、オーバーシードした冬芝ライグラスは、利用の多いところでほとんど擦り切れてしまって緑色があせて見えますが、大部分の茶色く見えるところは、すべて休眠に入った夏芝ティフトン。

つまり、来春にはまた緑の芽を出す芝生たちです。やっぱり、今シーズンは、いままで最高のできですな。

どんどん、遊んでね。

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いまこのブログを書いている武蔵野市では、冷たい雨が降っています。
このあとさらに気温が下がるので、「初雪」になるかどうか…?

2012年11月24日土曜日

第6回熊谷ガールズラグビー大会

朝方は、いまにも雨が落ちてきそうな天気でしたが、すぐに雲がとれて風も弱く、小春日和の土曜日でした。
 
きょうは、埼玉県熊谷市で女の子だけのラグビーのおまつり「ガールズラグビーフェスティバル」が開催されました。
おそらく、東日本では最大規模の女子ラグビーのイベントで、北は北海道(!)から西は長野県まで、ラグビースクールが集まりました。(すみません、大会パンフをもらい損ねたので、参加人数やら、地域などは不正確です)

 

熊谷市って、熊谷駅前にラグビーボールのオブジェがあるくらいで、「ラグビータウン」を標榜する自治体なのですね。
だって、公園内にはラグビー専用グラウンドが3つ。この規模は、おそらく全国でもここと高校ラグビーのメッカ「花園ラグビー場」くらいのものでは…。(すみません、不確かです)

ウチの子は、ことし5年生なので、初めて第2グラウンドで試合でした。小さいながら、スタンド付きの立派なグラウンドです。ちなみに、芝種は野芝で、オーバーシードはしていませんが、とてもいい状態でした。

上の写真で、正面奥に見えるのが、第1グラウンドのスタンドです。きょうは、ファングリーンの地元成蹊大学VS学習院大学の試合がおこなわれてました。


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きょうは、仲間の紹介で、埼玉県で校庭芝生化に熱意を燃やすお父さんとお話しすることができました。
ティフトンによるポット苗方式を勉強するために、埼玉から鳥取県まで車で行ってきたとか。しかも自費で!この分野の第一人者NPOグリーンスポーツ鳥取のニール・スミス氏に大いに薫陶を受けてきたそうです。
もうこれで、ぼくらの仲間だな(笑)。

芝生のネガティブイメージって、とても根強いものがあって、「芝生って良いよね」“だけどね"「すぐに痛んでハゲるんだよね」「管理が大変でしょ」「野球ができないし」「ラインが引けない」「使えない期間が長いよ」なんて、かならず言われます。おまけに「何で芝生にするの?今のままで良いのに…」そこまで言う!?

しかし、どれもすべて払拭できることばかり。ぼくに言わせると過去の亡霊です。
がんばってください!応援しますヨ! 

2012年11月22日木曜日

寺田寅彦「芝刈り」


寺田寅彦という地球物理学者がいました。
「天災は忘れた頃に来る」という言葉を残したことで知られ、気象学・地震学・海洋学などに業績をあげている、明治から昭和初期を生きた人です。

彼は、高校時代に熊本第五高校で夏目漱石に英語・俳句を習い、後年漱石の門下生となって、漱石文学の登場人物のモデルになっています。また、学者だけではなく随筆家としても、自然科学者の見識から独特の作品を残し、高い評価を得ております。

寺田寅彦の「芝刈り」と題した随筆を、ファングリーン理事で芝生の社会学者であるT氏が教えてくれました。病気療養中であった寺田が、自宅の庭の芝生が伸びているのを見て、芝刈りばさみを購入して、家人と10日ほどかけて芝刈りする話で、芝生の様子やそこに潜む生き物の光景を、いかにも自然科学者の目で追っています(全文はココで読めます)。
 

許されうる限りの日光を吸収して、芝は気持ちよく生長する。無心な子供に踏みあらされても、きびしい氷点下の寒さにさらされても、(中略)母なる土の胸にしがみついている。そうして父なる太陽が赤道を北に越えて回帰線への旅を急ぐころになると、その帰りを予想する喜びに堪えないように浮き立って新しい緑の芽を吹き始める。
 梅雨期が来ると一雨ごとに緑の毛氈(もうせん)が濃密になるのが、不注意なものの目にもきわ立って見える。静かな雨が音もなく芝生に落ちて吸い込まれているのを見ていると、ほんとうに天界の甘露を含んだ一滴一滴を、数限りもない若芽が、その葉脈の一つ一つを歓喜に波打たせながら、息もつかずに飲み干しているような気がする。


うん、うまいな。


じつは、告白しますが…、わたくし事務局は学生時代に地球物理学を勉強したことがあり、大学の研究室の指導教官は寺田寅彦の“弟子の弟子”でした。てことは、わたしは寺田寅彦の“ひ孫弟子”であり、文学的には漱石の“玄孫(やしゃご)弟子”と呼ばれても過言ではありません(過言だ)。てことはつまり、このブログの文章は夏目漱石の流れをくんでいるとも言えるわけですな(なに言ってるんだか)。

2012年11月18日日曜日

今シーズンもいよいよ終盤戦

先週日曜日で、今年度の大規模イベントは終了。次は春の桜まつりです。
いっぱいテントが立ち並んで、フォークリフトが走ったにもかかわらず、がんばってくれた芝生たちをねぎらってやろうと、本日は、落ち葉掃除と肥料散布をおこないました。
 

落ち葉掃除をする前は、こんな感じに落ち葉が積み重なっています。なんか、それでもハトはたくさんいますねぇ。いったいなにくってんだか…。


トラクターを走らす前に、石拾い・ゴミ拾いをやっていて、見つけてしまいました。上の写真の、中央に丸く茶色くなっているところわかりますか?焼けこげです。
どうやら、青空市で火を使っていたテントのあたりらしいのですが、ほぼまん丸なので、バケツに入れた炭を置いたか、そんなかんじです。悪気がないのはわかっているのですがね。ちょっと注意してくれればね。



気を取り直して、芝刈りです。ほとんど芝は刈れずに、ぬれた落ち葉を吸い取ってキレイにしました。芝生にたっぷり太陽が当たりますね。


そして、その後に肥料。きょうは、芝生専用肥料を1㎡あたり20g散布しました。


終わったらさっそく、家族連れが遊んでます。

きょうは、わざわざ江東区から校庭芝生化に熱意を持つお父さんが見学に来てくれました。私たちの経験が参考になるとうれしいな。

2012年11月17日土曜日

青空市から一夜明けた市民公園


ご報告が遅れてしまいましたが、今週月曜日、青空市後のむさしの市民公園の様子を見に行って来ました。大勢の来場者で賑わうお祭り後の傷み具合を確認するためと、テントの撤去作業の様子を見るためです。

 前日の夕方からまとまった雨が降り地盤がゆるんだ状態でしたので、テントの撤去作業のための運搬車輌が芝生の中を走り回れば大きなダメージが残ってしまい ます。市役所から設営業者さんには十分注意をしてもらっていますが、それでも「全く入らないというわけにはいかない」ということで、作業の様子が気になっ たのですが、この日は雨が上がった直後でテントも濡れたままだったため、撤去作業は中止になったとのことでした。フォークリフトなどが芝生に 入るにしても、乾いた状態で入るのと湿ってゆるんだ状態で入るのでは、芝生へのダメージは大きく異なりますので、ちょっと一安心です。


ティフトンの層が分厚く保護してくれています

 さて、お祭りそのものによるダメージですが、今年は、夏場のティフトンの成育状況が例年になく素晴らしく、ティフトンのほふく茎が絡み合った層が厚いクッションの役割を果たしてくれたおかげでしょう、青空市後の状態としては、例年になく良い状態です。


テントの間の動線部分もしっかり芝生が残ってます

だいたい毎年、こういったテントとテントの間は人の通行の集中する動線となり、芝がすり切れて土が見えてしまったりするのですが、このとおり、しっかりとした芝生が残っています。

芝生の東端部分 ここは車も通るのでこの状態

芝生の東端はこの状態。この部分は人の動線である他に、設営での車輌の通路にもなること、またもともと日当たりが悪くティフトンの成育がとてもよくないこともあって、これだけダメージが残ってしまっています。

芝生の東北角 ここは恐らくフォークリフトの出入り口だったのでしょう

芝生の北東角。ここも日当たりがあまりよくないのと、こうしたお祭り時に車輌の出入りと、恐らく芝生にフォークリフトが入る際の出入り口になっているのでしょう、10月に撒いて育ってきたライグラスがべっちゃりと潰れてしまっています。ここは、市役所側の公園入り口から入って最初に目に入る部分ですから、美しく維持したいところなのですが。



芝生化以前から年に3回こうした大きなお祭りイベントが開催されていたため「芝生はとうてい無理」と言われていたむさしの市民公園ですが、全面芝生化から3年を経た私達の経験から言えば、お祭りそのものや大勢の来場者に踏まれることによるダメージは、実はたいしたことはありません。問題は設営や撤去作業の時のトラックやフォークリフトが走り回ったり、重い荷物を長時間置きっぱなしにすることによるダメージなのです。今回、例年よりも良い状態の芝生でこの青空市を迎えてみて、またその確信を強めました。

2012年11月8日木曜日

朝日新聞投書欄


今朝の朝日新聞投書欄「声」に、「新国立競技場は芝生に配慮を」と題した読者からの投書が掲載されていました。

タイトルを見て「おっ」と思い、内容を読んで良いこと言うなぁと思って名前を見たら、日大生物資源科学部で、日本芝草学会副会長の藤崎先生でした。

ホント、良い芝生がなければ良いプレーができず、けっきょく集客にも影響するってこと。競技場の計画を作る人たちにはわかってほしいですね。

2012年11月7日水曜日

とび出せ!緑の校庭へ

去る11月3日(土)は「東京都教育の日」でした。
 
今年は記念行事として、4年前に校庭芝生化をおこなった、新宿区立四谷第六小学校にて「とび出せ!緑の校庭へ」が開催されました。
 
 

事前に、東京都教育庁へ申し込みをして、行って参りました。

 
小学校は、校庭のほぼ全面が芝生化されていますが、それでも1,200㎡ほどのちいさな校庭です。
夏芝ティフトンをベースに、1ヶ月前にオーバーシードされた冬芝ライグラスが生えそろった、むさしの市民公園とおなじ形態の芝生でした。
 

当日が、1ヶ月間の養生あけでした。

上の写真の正面が北の方角に当たるのですが、南側に体育館、西側に校舎が隣接しているため、校庭の西側の端っこは、日陰になる時間が長そうで、ティフトンの生育には厳しいかなという感じがしました。ちょうど、校舎からの出入り口で、踏圧が集中するところになります。


イベントでは、川渕元チェアマンと、同校の卒業生でもある阿川佐和子さんの対談や、同志社大学心理学部の鈴木教授の「校庭芝生化が子供の“こころ”や“からだ”に与える効果」という講演がありました。

鈴木教授は元同志社小学校の校長先生でもあり、関西を中心に活躍するNPO法人芝生スピリットと協力して、芝生が子供の成育に与える効果を科学的に検証されていますので、以前から一度お会いしてみたいと思っていました。

講演後、ご休憩中のところへ図々しくも押しかけて、いろいろ話をさせていただきました。先生、ありがとうございました。

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さて、当日のイベントにうかがって、ちょっと残念だったことを2点ほど。

イベントの最初に、東京都教育長がご挨拶されたのですが、「芝刈り・散水・施肥などの芝生の維持管理は大変で…」と話していらっしゃいました。

教育長が実際に作業をされての感想ならそれでも良いのですが、東京都は一定の条件を満たせば、公立学校の校庭芝生化の初期投資の全額を補助することになっています。
つまり、大型の芝刈り機だろうと、全自動のスプリンクラーだろうと全額補助されるのです。だから散水なら、タイマーセットしておいて“ピッ”だし、1,200㎡なら乗用芝刈り機なら20~30分くらいで刈り終えるはず。そんなに大変じゃないんですよ。(あくまでも個人の感想であり、校庭芝生化の作業量をしめすものではありません)

教育長の言葉は、四谷六小のボランティア芝刈り部隊をねぎらう意味の言葉だったのだと思いますが、校庭芝生化のネガティブイメージのひとつとして「芝生は管理が大変」という言葉が一人歩きすることが多いので、もう少し言葉を足してもらえれば…と、せんえつながら、ちょっとそんなことを思ってしまいました。


ふたつめは、このイベントのチラシにも「裸足で過ごすことをおすすめしています」と書いてあったのに、ぼく以外にだれもハダシになっていなかったこと。

参加者のかなりの割合のヒトが、スーツ姿の教育関係者だったのですが、みなさん革靴でガシガシと芝生の上を歩かれていました。

ちょっと寒かったのですが、日なたと日陰の温度差を感じたり、芝生はチクチクしないもんだってことをぜひわかってもらいたかったんですけどね。(高麗芝や野芝はチクチクするけど、ライグラスはふわふわなんですよ)

先にも書きましたが、当日が1ヶ月の養生あけ。つまり、児童が芝生の感触を味わう前に、その良さを知らない大人たちが革靴で踏み荒らしてしまったわけで、子どもたちに申し訳なく思いました。

秋のオーバーシードの養生あけって、1年中で一番芝生がキレイでキモチイイときなんですよね。
参加した各地の教育委員会や教職員の方々に、芝生の良さがわかってもらえたかなぁ。
武蔵野市から参加してくれたM先生もね。

2012年10月31日水曜日

トップ交代

「トップ交代」と言っても、NPOファングリーンの話ではありません。ちまたを騒がせている東京都のお話です。

突然の都知事の辞任で驚きましたけど、行政の方々はかなり混乱しているのではないかと思います。石原氏の知事としてのいろいろな業績の検証はよそにまかせるとして、個人的には(NPO的にも)、強力なトップダウンで始まった「公立学校の校庭芝生化」事業の行く末が気になります。

本来であれば、生徒や保護者・教職員から芝生化の声が出て、行政を動かして、校庭芝生化に向かうのがひとつの筋道だろうと思いますし、おそらくいままではこの形だったろうと思います。
ところが、東京都の場合は、都からトップダウンで、区市町村に対して芝生化の声を掛けています。しかも、条件はあるものの工事に対しては100%の補助を出すという特典で。他県からくらべたらかなり恵まれていますよね。この点では。

はたして、トップが変わってこの方針がどうなるか…、ちょっと注目しています。

さらにですね、NPOファングリーンの地元武蔵野市では、11月1日付で教育委員会の委員3名が交代します。教育長も交代するそうです。
こちらもトップが変わるわけで、今後の校庭芝生化の動きがどうなるか、注目です。

新しい教育委員会から、ファングリーンに問い合わせがくるかな?
いちおう準備しておこうっと。

2012年10月27日土曜日

3人3様

残念ながら、「ハダシで芝生」イベントが中止になってしまった今日は、くもり空から薄日がもれる、外遊びには調子いい日になりました。
 

この時期、平日の子どもたちの外遊びが増えているのか、だいぶティフトンが擦り切れた感じになっていますが、まだまだキモチいい芝生です。

11月11日(日)は今年最後のおまつり「青空市」が開催されます。ここで痛んでしまうと、もう時期的に冬芝ライグラスといえども劇的な復活は望めないので、この日までなるべくいい状態にしておくことと、当日(というか前日の準備と当日の片付け)で気を遣っていただけるように、市や関係機関にお願いしておこうと思います。



いつものように、芝刈りは9時から。けっこうアメ車は音がうるさいので、ご近所に気を遣っての自主規制です。あと5分。


きょうはベテランメンバー3人作業で、それぞれ分担された作業をこなしつつ、時間短縮をはかります。なるべく早く作業が終われば、来園者が早く利用できますからね。
芝刈りが終わったところから、肥料をまいて、終わったところから散水です。


作業がおわったら、さっそく、ハダシで遊んでくれている親子連れがいました。うれしいなぁ。

2012年10月24日水曜日

イベント中止のお知らせ

ひとつまえの投稿で案内しておきながら、今回は中止のお知らせとは、まことに申し訳なく、またお恥ずかしい限りです。
 
こちらの準備不足のために、今回の「ハダシで芝生」イベントは中止とさせていただくことが本日決定いたしました。
 
今年は時機を逸してしまうため、今後の開催はできませんが、また来年芝生の状態が最高の時に同様の企画を計画したいと思います。参加をご検討いただいていたかたには、大変申し訳ありません。
 
今後とも、NPO法人ファングリーンとむさしの市民公園芝生広場をどうぞよろしくお願いいたします。
 

2012年10月22日月曜日

芝生を楽しむイベント「ハダシで芝生」開催

なんどもブログで書いていますが、全面芝生化以来最高のできばえのむさしの市民公園芝生広場です。
いままで、芝生をつくるイベントは企画してきましたが、かんじんの「芝生を楽しむイベント」までは手が回らず、利用者にお任せしてきました。

そこで今回!下記のようなイベントを企画しました。開催まであと4日しかありませんが、お時間のあるかたはぜひお越しいただき、ハダシで芝生の感触をお確かめください。

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NPO法人ファングリーンによる芝生を楽しむイベント
「ハダシで芝生ってこんなにキモチいい!」

日時:2012年10月27日(土)受付PM1:00~ プログラムPM2:00~3:30頃
場所:むさしの市民公園(武蔵野市役所前)
対象:5歳程度~小学生の親子  20~30組程度
(小学校高学年は子どものみの参加も可)
参加費:無料
用意:運動できる服装 タオル 飲み物
   ※雨天の場合は中止とします。

内容:むさしの市民公園の芝生の上で、日本スポーツ&ボディマイスター協会インストラクターの指導による「素足教室」と「スラックライン教室」を開催します。

「素足教室」では、足裏を正しく使った「足の速くなる走り方」を教わったり、ハダシで芝生の上を思い切り走り回るスポーツ遊びを通して、「ハダシで芝生」のキモチよさをたっぷりと感じてもらいたいと思います。

「ス ラックライン教室」では、ヒザくらいの高さに張った幅5cm長さ4mの丈夫なテープの上を綱渡りするスポーツ「スラックライン」が体験できます。シンプル ですが難易度はかなり高めの全身運動です。アスリートのトレーニングとしても利用されています。芝生の上ならバランスを崩して落ちたり転んだりしても痛く ないので、思い切りチャレンジ出来ますね。※インストラクターは全日本での優勝経験もある、日本のトッププロライダーです!

参加申し込み方法:参加者氏名・年齢・住所・電話番号・メールアドレスを記入して下記アドレス宛にメールにて事前申し込みをお願いします。

NPO法人ファングリーン事務局:web.fun.green@gmail.com


2012年10月21日日曜日

ライグラス追いまきと上柚木陸上競技場

おやだかな陽気の週末でした。
 
むさしの市民公園の芝生は、あいかわらずいい状態です。
土曜日は、芝刈りのあと、ライグラスの密度が薄いところや凹部に、種の追いまきをおこないました。
 

今回は、久々のサポートメンバー2氏に半々お願いしました。
 

そして、この赤バケツのなかが、砂+土+ライグラス種ミックスです。全部で一輪車3台分ほどまきました。手前に見える棒は『農業用フォーク』で、まずこれで地面をぷすぷす刺して、種が落ちる穴を開けます。

そして、その穴あたりにパラパラと…。
もちろん穴に入る種はごくごくわずかですが、ま、気は心ということで。
(あれ、使い方間違えてる?)


穴に入らなかった種は、すぐさま、ハトがついばんでやがった!(すみません、言葉悪くて)

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さて、本日日曜日は、スコーンと抜けた青空!快晴!
雪をかぶった富士山がクッキリと見えます。


八王子市の上柚木(かみゆぎ)陸上競技場で、関東甲信越から9つのラグビースクールの小学生・幼児が集まって、交流大会が行われました。 ひとつのスクール40人として、だいたい400人くらいはいたのかな?


上柚木は、「野芝」に「ライグラス」のオーバーシードでした。大学サッカーやラグビーの試合でもよく使われるグラウンドなので、痛みはそれなりでした。
来年の東京国体では、サッカー会場として使われるそうなので、それまでにいいグラウンドに補修するのかもしれません。


でも、やっぱり天然芝はいいよな。

2012年10月13日土曜日

函館のスポーツターフ

北海道函館市のスポーツターフを視察してきました。
 
函館空港にほど近い、根崎運動公園にある「根崎ラグビー場」。
じつは函館は昔からラグビーが盛んな土地柄です。
 

その函館のラグビーのメッカといえば、ここ根崎ラグビー場。

じつは、わたくし事務局にとってはとてもなつかしいところです。学生時代に、地元の北海道大学水産学部と定期戦を持っており、大学1年と3年の時の試合会場です。(ちなみに、試合後の交歓会は「湯の川温泉」でした)
実は、1年の時は完璧な補欠で、3年の時は直前の菅平合宿で負傷して、これまた補欠だったんですけどね…。


当時はたしか、東北~北海道でいちばんいいグラウンドって言われていて、国際試合もおこなわれていたように記憶しています。

ところが、今回見たところ、あまり手入れがされていないようで少し残念でした。もしかしたら、すでに北海道のラグビーシーズンは終盤で、夏からだいぶ使い込まれているからかもしれませんが。


だいたいこんな感じでした。
 

いちばんいいところでもこんな感じ。
 
 
地元の人に聞いたところ、いまは函館でもラグビー部を持っている学校は少なくなっており、いわゆる「合同チーム」(複数の高校が集まる)になっているそう。
ラグビー人口はどんどん減っているのに、(サッカーとの兼用ではなく)ラグビー専用競技場を持っていることだけでもすごいことかもしれません。

2012年10月8日月曜日

ライグラス初刈り

体育の日って10月10日でしょ?って思ってしまいがちですが、きょう8日は体育の日でした。
 
ライグラスのwos(ウィンター・オーバー・シーディング)から9日目。初めて芝刈りをしました。
いつもよりずっと長めの50mmに刈高を設定し、研いだばかりの切れる刃で、ゆ~っくりといつもの倍の時間をかけてやさしく刈ります。
 

まわりの木々が落ち葉を散らすため、刈りあとはくっきりわかりますね。トラクターの左側が刈りあとです。


まだティフトンがしっかりしているところに、ライグラスの鮮やかな緑が入ってきれいだな。



となりのスポーツ広場(人工芝)でフットサルをやっていた中学生が、こちらに流れてきてパス回しをやっています。
左端にみえるのは地下の雨水浸透槽のマンホールです。なにもこんな芝生のまん中に作らなくてもいいのにね。