2019年9月30日月曜日

第9回鳥取方式芝生化アカデミー その5(最終回)

アカデミー視察の最後となるのは、鳥取方式で芝生化された鳥取市立東郷小学校で開催された、「福田正博の芝友サッカー教室」の視察です。


サッカーに疎いわたしでも知っている、浦和レッズ、日本代表で活躍した選手ですね。
かっこよかったっす。


左手でインタビューしているのは、このイベントではおなじみの元日本海テレビアナウンサーで、現鳥取県議会議員の福浜さん。


中央奥には、サプライズで登場したガイナーレ鳥取のGM、野人こと岡野さん。
選手時代はかなり(?)素行が悪かったようで、福田さんにだいぶいじられていました。


教室の受講生は小学生でしたが、こんな小さい頃に一流選手にふれあえる機会はとても大事ですね。しかもすばらしい芝生の上で。

来年もこのイベントがたのしみです。

2019年9月29日日曜日

第9回鳥取方式芝生化アカデミー その4

興味のない方は全く知らないことですが、じつは鳥取県は日本有数の芝生産地。
個人的に、こんかい最も興味のあった視察場所がこちら。

芝生メーカー(っていうのかな)株式会社チュウブの圃場(ほじょう)です。
いわゆる芝生畑ですね。


まず最初は、「ティフスポーツ」の圃場。「ティフスポーツ」は、むさしの市民公園でも使っている「ティフトン419」を開発したジョージア大学で育種・開発された芝生です。


ティフトン419と維持管理手法が似ていて、管理しやすいとのこと。説明はチュウブの部長さん。


左側は出荷したばかりのところ。残った根から、どんどん新しい茎が伸びています。


つづいては、「ティフグラウンド」の圃場。ティフトン419より、耐陰性が強く(つまり日照時間が少なくても可)、密度が高く、乾燥に強いという芝生です。


ラグビーワールドカップでは、熊谷、味の素スタジアムに使われています。

2019年9月18日水曜日

第9回鳥取方式芝生化アカデミー その3

午前中の最後、3か所目は鳥取方式芝生化の原点、湖山池北岸のグリーンフィールド。

最初に雑草を借り払い、石をどかして整地して、ポット苗を移植して整備したグリーンフィールドⅠ(23,000㎡)から、整地したあとにティフトン芝を置いただけのⅡ(15,000㎡)、一番最近8,000㎡を芝生化したⅢの、広大な芝生地です。


ニールスミス氏の熱い説明を聞きながら、ⅢからⅠへ向かって歩きます。


はだしじゃないと怒られます。まあ、はだしがいちばん、芝生の良さがわかります。



グリーンフィールドⅠにはラグビーポールが立っています。

テレビのインタビューを受けるニール氏。

集合写真はこちら

お昼をはさんで、午後の様子は「その4」に続く。

2019年9月17日火曜日

第9回鳥取方式芝生化アカデミー その2

9月15日(日)は、あさ8時45分に鳥取県庁集合。アカデミーの地元メンバーには県庁や市役所のかたも多いようで、毎年このように日曜日に県庁舎をあけていただいています。


スタッフはそろいのポロシャツ「芝生のある人生をはじめよう」「No Grass No Future」のロゴがあります。「芝生のない人生なんて」って訳すのかな?かっこいい。


最初の視察地は、鳥取市内の中心部にある遷喬(せんきょう)小学校の校庭。フェンスの向こうに道路を挟んで校舎があります。3年前に3,400㎡をポット苗方式で芝生化しました。

人口のドーナツ化で、中心部なのに全生徒が101人。


ポップアップ式のスプリンクラーが埋設してあります。月2~3回の芝刈りで芝生はかなりいい状態です。芝刈りは市教育委員会の委託と、PTAの予算とで行っています。


ちょっと残念な例になってしまいますが、上の写真は市立日進小学校。6年前に芝生化しております。
写真ではわかりにくいですが、肥料と水が足りず、また芝刈りの頻度が低いためにティフトンより背が高いオヒシバがかなり侵入しています。


校庭は約4,000㎡に、生徒数は267人。
市教委の委託で芝刈りを行っているそうですが、今年は入札が不調になり業者が決まらないため芝刈りができないそうです。おまけに、1台持っている自走式芝刈り機は故障中のためPTAでも芝刈りできず。
ポップアップ式スプリンクラーも調子が悪いようです。


やっぱり芝生は管理が大切です。
鳥取方式ポット苗は管理が簡単、なんてPRをしているマスコミもあります。
芝生の管理はけっして簡単ではなく、(かといって大変とも思いませんが、)継続が重要です。

さてこのつづきは「その3」で。

2019年9月16日月曜日

第9回鳥取方式芝生化アカデミー その1

毎年9月に鳥取市で開催される「鳥取方式芝生化アカデミー」に出席してきました。
NPOファングリーンの費用で出張するのですが、いつも会員の都合が悪く、ほとんどわたし事務局が出張しています。


アカデミーの開催は9月15日(日)、いつも前日夜に「芝生人交流会」と称する飲み会があるので、羽田空港を14日昼過ぎの便で出発です。
そしていつも素足にサンダル。
これは、翌日の芝生地の視察で、いつもはだしにならなきゃいけないから。
靴で行くと脱ぎ着が面倒なので、最近はいつもサンダルでいきます。


会場の、鳥取駅前の鳥取ワシントンホテルプラザ。主催者「鳥取方式の芝生化全国サポートネットワーク」の水野会長のご挨拶。


そして、NPOグリーンスポーツ鳥取のニール理事長の乾杯。
NZ出身のラグビーマンなので、1週間後に迫るラグビーワールドカップ日本開催が待ち遠しくて仕方ない様子。


2時間の交流会が終わって、2次会へ。全国各地から来た仲間と交流を深めます。
個人的には、いつも深めすぎるきらいがあります。

さて、本番のアカデミー当日の様子はまた今度。