2017年10月1日日曜日

鳥取方式芝生化アカデミー「事例視察(後半戦)」

千代水公園からバスでやってきたのは、鳥取市立賀露保育園。
鳥取市では、市内の26園中19園が芝生化されています。
 
県の補助金(10/10)を利用して、タイマー式スプリンクラーを設置し、勾配調整を行い、芝刈り機まで購入して約140万円。
施工はNPOグリーンスポーツ鳥取に委託し、去年の6月に親子100人でティフトンポット苗を植えました。1時間程度で終わったそうです。
 
園庭の滑り台の上から、うろうろハダシで歩き回る参加者を激写。
 

園庭約700㎡が芝生です。


園庭に埋まっているポップアップ式スプリンクラー。水圧で上下します。
普段はタイマーを使って早朝に散水していますが、盛夏には子どもたちの水遊びのために散水するそうです。キモチイイだろな。

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そして午前中の最後は、鳥取方式芝生化の原点。
鳥取市湖山池の北岸に広がる約44,000㎡の芝生、「グリーンフィールド」です。

もともと県が管理していた湖畔の草地を刈り込んで、大きな石を除去して整地。
ひとつながりの広大な芝生地ですが、芝生化は大きく3回にわけて実施しています。

グリーンフィールドⅠは2003年に芝生化し、約21,000㎡、ティフトンポット苗を植えています。
グリーンフィールドⅡは2013年で約15,000㎡、自然に生える野草と、ティフトンの切れ端を置いただけ。
最後に芝生化したグリーンフィールドⅢは約8,000㎡。こちらは野草のみを刈り込んだだけです。



向こうまで、ずーっと芝生です。
プロの競技をするためではなく、高校や大学がサッカーやラグビーをやるのなら十分。
フリーマーケットの時には車も乗り入れますが丈夫な芝生です。
ちなみに、散水は自然のみで、芝刈りを週一程度で行っています。

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さて、閑話休題。
お昼のお弁当です。とくに意図はありません。



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午後は、昨年度ポット苗で芝生化した遷蕎小学校。
校庭では、宮本慎也さんの野球教室が開催されました。

校庭芝生化の議論になると、サッカーは賛成で野球は反対、と相対することになることがよくあります。
その理由は、「野球は内野は土でなければならない」と。
甲子園が土だからではないかと思います。だってメジャーリーグは、内外野とも天然芝が標準ですよ。

宮本さんも「芝生だとプレーがダイナミックになる」とおっしゃっていました。



野球少年達も、芝生の良さがわかってくれたかな。
それともあこがれの宮本さんを前にして、芝生どころではないかもしれませんね。

さて、今回のイベントをアテンドしていただいた、NPOグリーンスポーツ鳥取と鳥取方式の芝生化全国サポートネットワークの方々、ありがとうございました。
わたくしファングリーン事務局は、芝生へのやる気を持ち帰り、武蔵野でがんばります。

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