2011年3月18日金曜日

大震災から一夜明けたむさしの市民公園

都心から自宅まで20km弱の距離を「帰宅難民」として歩いた翌日土曜日の午後は、武蔵野市NPO助成金の使途に関する活動報告会が予定されていました。が、さすがにあの大地震の翌日では、来れない団体さんもいくつかおられて、審査委員の方も来られないとのことで、報告会は急遽中止となりました。担当係の方はしきりに恐縮されておられましたが、妥当な判断だと思いますし、来られない団体さんも無理ないことと思います。

せっかく市役所まで足を運びましたので、お隣のむさしの市民公園まで様子を見に行きますと、ここ数日の温かい気候のおかげで、だいぶ冬芝の成長が活発している模様です。ただ、このところの乾燥で、だいぶ湿り気がなくなっていましたので、散水することにしました。


これがこの日のむさしの市民公園の様子です。散水しながら、落ちている石や小枝を拾いますが、この1〜2ヶ月ほとんど芝刈りをしておらず、そのため石拾いの作業をやっていないため、かなり大きめの石まで転がっています。我々が作業をしない期間はこうも荒れてしまうものかと、自分たちの活動意義の側面を新たに発見しました。

ところどころ冬芝がはげて土が出ているところもありますが、概ね去年の同時期よりもずっと良い状態です。冬芝がすり切れてなくなってしまっていても、それ以前に植えて拡がったティフトンの匍匐系が十分に残っています。冬芝が休眠中のティフトンをしっかりと守ってくれていたおかげです。

1時間ほど散水し、スプリンクラーを片付けていると急に利用者の数が増え始めました。散水終了をお待ち頂いてしまったのでしょうか。散水中でも遠慮なく使って頂いても良かったのですが….。


 

以前から感じていたことですが、全面芝生化してから本当に親子連れの利用者の方が増えました。私たちの活動のきっかけの一つに「芝生は子ども達を元気にしてくれる」という気づきがあったのですが、芝生の上で元気になるのは、子どもだけでなく、大人も同じですね。

都心からの徒歩帰宅と、見通しの立たない震災被害状況とで疲れ切った心と体を、芝生とそこで遊ぶ親子連れの姿に、すっかり癒して頂きました。



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