2009年6月25日木曜日

小金井二小の芝生

2009年3月11日にこちらで紹介しました、小金井第二小学校にお邪魔し、芝生の今の様子を見せて頂きました。

素晴らしい状態です。グリーンキーパーの栗島さんによれば、「これでも6割くらいの状態。使い方を工夫すればもっともっと良くなります。」とのことですが、芝生の技術者ではなく、一保護者一市民としての目線で見た感想を言わせて頂けば、「これでも十分素晴らしいですよ!」です。



ところどころ水はけが悪かったり、使用の集中しがちな箇所ではティフトン・ライグラスともに生育が悪く、剥げてしまっている部分もところどころあります。しかし、こちらの学校では「養生期間は一切取らない」という方針で、週末も野球&サッカーで目いっぱい使ってこの状態であることを考えれば、十分いい状態と言えると思います。

さらに素晴らしいことに、そういうところの補修用のポット芝を児童と一緒に作る話を、ちゃんと進めておられるそうです。

よく「校庭を芝生にするなんて、踏みつけて使っていればすぐダメになってしまう。ダメになってしまえば使わせてもらえなくなる。だから校庭芝生化なんてダメだ。」という意見を聞きますが.....、

こんな考え方はどうでしょうか。

「転んでも痛くない芝生の校庭だから思いきり遊びたくなる。思いきり使えば傷むところも出てくる。それは芝生が私達の代わりに傷んでくれているということ。私達の代わりに傷んでくれた芝生は、私達の手で直してあげよう。」

恐らく小金井二小の先生方や子ども達は、このように考えてくれているのではないでしょうか。教育の場として素晴らしいと思います。こんな学校に通える子ども達は本当に幸せだと思います。



「芝生にしたらどうやって運動会のラインを引けばいいのか」

という反対意見を聞くこともありますが、ご覧の通り、芝生専用の水性ペイントでちゃんとラインが引けます。踏まれるうちに消えてしまい、運動会などでは何度も引き直さなければならない石灰のラインよりも、ずっと使い勝手がいいそうです。



歩きながら芝生を眺めていたら、小川校長先生に偶然お会いすることが出来ました。


小川校長先生とグリーンキーパーの栗島さん

次回は、小川校長先生に伺った、「校庭が芝生になったことで何が変わったか」というお話をご紹介します。

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