2009年9月1日火曜日

日照時間

ちまたでは、「今年の夏は日照時間が短い」と言われています。
ファングリーンでは、散水をこまめにしたり、肥料をキッチリ散布したりと、いろいろ工夫した作業を行っていますが、むさしの市民公園のポット芝たちの成育が今ひとつなのは、7月20日の植え付け後の日照時間が短いこともその大きな理由だと考えていました。

では、実際にどのくらい日照時間が短かったのか、また降水量はどうだったのか、検証してみることにしました。データは気象庁のホームページを利用し、むさしの市民公園に比較的近い「練馬」のアメダスデータを旬別(10日ごと)にまとめてみました。

まず降水量についてです。

7月下旬  47.5mm(平年値64.1mm)
8月上旬 99.5mm(  〃 56.6mm)
8月中旬 1.0mm(  〃 49.2mm) 
8月下旬 98.0mm(  〃 60.7mm)


この数字を見ると、7月下旬は、梅雨明けが早かったために、それほど雨が多かったわけではなさそうです。8月上旬は平年以上に降雨があり、その一方で8月中旬はほとんど雨が降っていないことがわかります。8月下旬の98mmも、30~31日の台風11号に伴う降雨(計97.5mm)がそのほとんどです。
非常に雨の降り方が偏っていたようですね。

日照時間についてですが、

7月下旬 36.9時間(平年値57.6時間)←平年の64%
8月上旬 15.1時間(  〃 51.5時間)←平年の29%
8月中旬 58.8時間(  〃 50.7時間)←平年の116%
8月下旬 48.6時間(  〃 54.2時間)←平年の90%

これを見ると、ポット苗植え付け直後から日照時間が平年より少なく、特に例年ならギラギラと太陽が輝く頃に、極端に日照時間が少なかったことがわかります。

ティフトンという芝草は、成長力が旺盛な分、太陽の光が必要だと言われています。どうやら、この日照時間の短さが、少なからずむさしの市民公園のポット苗の成育に影響を与えていると言えそうです。

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