2010年3月10日水曜日

合気道とラグビーを貫くもの


「合気道とラグビーを貫くもの」(朝日新書、2007)を読みました。
たまたまラグビー関係の書籍を探していて目にとまったものです。
  
共著者のひとり平尾剛さんはラグビーの元選手で、同志社大学→神戸製鋼でプレーし、日本代表としても活躍されたかたです。
  
この本の、日本と諸外国のプレーヤーの身体能力を語った部分で、芝生でのプレーについて書いてありましたので、少し長くなりますが引用します。
     
「外国のチームは当たり前のようにグラウンドが天然芝だということですよね。(中略)僕が高校生の時なんかはどこのグラウンドに行っても基本的には土。土と芝ではボールの転がり方も違うし、何よりも土のグラウンドは滑り込んだときにとっても痛い
地面に転がっているイーブンボールを押さえに行く『セービング』というプレーがあるんですが、(中略)もうとにかく痛いから、セービングしなければならないと頭ではわかっていても、ボールに飛び込んでいくときには一瞬躊躇してしまいます。でも躊躇すればコーチに怒られるし、チームメイトからは信頼されないしということを考えて、自分を奮い立たせてきました。
でも天然芝にはこうした痛みがない。逆にうまく身体を使えたときには身体全体がスーッと滑っていくから、どちらかといえば気持ちがいいんです。この違い、僕は想像しているよりもはるかに大きなことだと思う。」
     
思わず「ウンウン」とうなづきながら読んでました。セービングを土のグラウンドでやると、かならずそとモモに“ハンバーグ”ができるんですよね(ラグビー経験者はわかると思うけど)。僕も土のグラウンドでの経験がほとんどなので、雨の日の試合はいつもドロドロで、だけど転んでも痛くないからセービングをするのが楽だったのを思い出しました。
   
やっぱ芝生だよなぁ…。

0 件のコメント: