2008年6月30日月曜日

小平第十三小学校

すでに校庭芝生化工事がおこなわれている小平十三小では、
芝生面積をほぼ校庭全面に広げる工事がおこなわれました。


ちょうど授業ではプールを利用し、校庭の利用頻度は少ない時期に施工をしたそうですが、小学生の利用であれば養生期間はほとんどいらないそうですね。





この夏は、小金井市の小学校でも全面芝生化工事がおこなわれるそうです。

ファングリーンが事務所をおく武蔵野市では、まだ校庭芝生化は途上ですが、この上を転げ回って遊ぶ児童の姿を、地元でも見たいなぁと思います。

ビッグロール工法による芝張り

ちょっと更新の間が空いてしまいましたね。すみません。
この間に、カウントが一気に上がっていておどろきました。
読んでくれている方が増えているってことは、書く方も張り合いがでると共に緊張しますね。

さて、この間は約1万㎡のグランドの芝生更新工事を見学してきました。
これだけ大規模になると、われわれの「むさしの市民公園」でおこなったような、
ポット芝の植え付けではとうていやりきれませんし、タイル状に切った芝を敷き詰めていく、いわゆる「張り芝」でも効率が上がりません。

このような大規模工事の場合は、「ビッグロール工法」が一般的です。
作業効率が良いばかりではなく、施工後短期間で使用可能になります。



←こんな状態でトラックで芝生が到着です。

フォークリフトで下ろしているところです。






←芝生の「太巻き」もしくは「ロールケーキ」です。

およそ直径が1m、幅1mくらいの「ブツ」です。重くて、もちろん人力では持ち上がりません。






←専用のインストーラーで敷き詰めていきます。

おおざっぱに言えば、「太巻きを、端からほぐしていく感じ」ですね。長さは10m以上にもなります。







←間を空けずにギュッと敷き詰めるために、最後はユンボと人力で押しつけていきます。






←完成!

まだらに見えるのは、砂をかぶっているからですね。
これを水で下に落としてやると、きれいな緑色になります。
肥料を撒いて、一定期間の養生後に使用可能になります。

2008年6月20日金曜日

小金井市の畑です(その2)



←6月1日に作成したポット苗が、












←こんなになっていました!
(あれ、写真だと見にくいな。伸びてるんですよ)




7月下旬までには、市民公園に移植する予定です。

小金井市の畑です

6月1日のブログに書いた、小金井市のティフトンの「ほ場」と「ポット芝」の様子を見てきました。




←6月1日に敷き詰めた芝生が、







←3週間弱でこんな緑になりました!
スクスク育っていますね。

2008年6月18日水曜日

今日の市民公園

いつもは携帯電話のカメラで撮影しているのですが、このブログを見ている方から、「もっと画素数を上げて取ると芝の様子がわかるのに…」というコメントをいただきました。



今回はデジカメで最高の画素数で撮ってみました。左クリックで画面が大きくなりますが、重くなってしまいましたね。

大きくしてみると、“みっしり”と生えている様子がわかると思います。 この辺はイチバン日当たりがよいところです。



ちょっと、そこらの競技場並みですな(ほめすぎかな)。

2008年6月17日火曜日

駒沢オリンピック公園

世田谷区 駒沢公園内の陸上競技場を見学してきました。


芝刈りと肥料、そして散水という作業中です。

肥料は、むさしの市民公園と同じ機材を使って散布していますが、きちんとラインを取ってまっすぐに、重なりやまきムラがないようにしています。
もし肥料が届いていないところがあると、そこだけ色が変わったり成長が遅くなったりするそうです。なるほどなるほど。


肥料散布後は、散水をして葉上に残ってしまった肥料を地面に落としてやります。これでスクスク伸びるわけですね。

2008年6月16日月曜日

今日の市民公園

梅雨の晴れ間!

今日はいつもの芝刈りと久々の水やり。

ここのところ、うまい具合に雨が降ってくれたので、しばらくホースによる水やりはやっていませんでしたね。


近くの小学校は休みだったのかなぁ?
小学生が一輪車で遊んでいました。





2歳くらいのお子さんを連れたお母さんが、芝生の上で裸足で遊ばせていました。ちょっと立ち話をしましたが、「芝生って気持ちいいですよね」って言ってくれて(^_^)v

2008年日本芝草学会春季大会 2日目

2日目は、午前中の研究発表の最初から聞いてきました。

前半は聴衆がギッシリ。芝生の生態的な話が主でした。
どうやらゴルフ場関係を中心とした造園会社さんたちが多かったようで、その分野の話が終わると、ドーッと退席されました。

後半は、芝生化の効果の話。
こちらは私の様な初心者にもわかりやすいものです。



←ファングリーン理事の高久氏による、「校庭芝生化のディレンマ」(発音すると『ジレンマ』だけど、こう書くんですね)
社会学者としての視点でした。





午後は、今回の2日間でイチバン興味のあった「校庭芝生部会」です。
東京都の校庭芝生化担当係長の三浦氏から行政としての話がありました。

そのあと、ファングリーンもポット苗植えをお手伝いした小平十三小学校の前校長の宮崎先生と、支援したオフィスショウ池田氏の講演。

←迫力のあった池田氏の話です

「土壌については、なるべく現地のままで使いコストを下げる」という話には深くうなずきました。


小平十三小とFC東京の小平グラウンドの位置的なものも大きかったようですが、専門家がついていてくれる、っていうのは校庭芝生化の大きな用件ですね。
ファングリーンも地元からの相談を受けられる様に、どんどん理論武装+実戦経験を積みたいものです。

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夜は、武蔵野市内にてファングリーンの2008年度第1回理事会が開かれ、今月末の総会に向けて、前年度の実績や今年度計画などが確認されました。

2008年6月14日土曜日

2008年日本芝草学会春季大会

府中市の東京農工大学農学部で開催されている、
2008年日本芝草学会春季大会に参加してきました。










まだまだ修行中のファングリーン事務局としては、参加すること自体で勉強なのですね。

午前中は公園緑地部会に参加し、お隣の三鷹市緑と公園課の香川氏の講演を聴きました。
芝生ボランティアによる児童遊園の芝草管理が紹介されていました。
質疑応答時間に「武蔵野市の事例紹介」として、ちゃっかりファングリーンのPRをしてしまいました(^^)/
武蔵野市の「緑の基本計画」策定委員の水庭先生(東京農業大学都市緑化技術研究室)から、お声をかけていただきました。ファングリーンの活動に興味を持っていただいたみたいです。大収穫!



←午後は講堂でシンポジウム

われわれのやり方とは違うものの、「低コスト芝生グラウンド造成の試み」は興味深かったです。




また、「世界の芝草学」や「芝草の養分吸収と土壌」など、勉強になるものばかりでした。

明日は、ファングリーン理事の高久氏の「校庭芝生化のディレンマ」の発表がありますし、校庭芝生部会では(株)オフィスショウの池田氏の発表もあります。
聞き逃してなるものか!

2008年6月10日火曜日

早朝芝刈り&肥料まき

昨夜はものすごい豪雨でした。

その湿り気も残る市民公園でしたが、今日は日中の時間が取れず、朝7時から芝刈りと肥料まきをおこないました。


←肥料はこんな感じでまきます。







栗島氏に研いで頂いた鋭い刃に交換して、芝刈り機の高さ(つまり芝草の刈高)はイチバン低く設定しました。前回は土曜日の夕方に刈っているのですが、それでも良く伸びているのがわかります。

また、市民公園の場合高い樹木があるので、時間帯によって芝草の一部が日陰になります。
やっぱり、太陽が南中した頃に日陰になるあたりの成長が遅く、ほぼ一日中日当たりの良いところが、成長が早いことが刈ってみると実感できます。

研いだ刃に交換すると、『サクッサクッ』と切れますね。ヒゲそりの刃を交換したときの感じ…、わかります?

2008年6月8日日曜日

芝生と言えば、ラグビーですね

天気予報がはずれ、晴れ間も見えた日曜日でした。

今日は、武蔵野ラグビースクールに帯同して、八王子市の富士森陸上競技場へ行ってきました。
多摩地区にあるラグビースクールの小学生が集まっての、ミニラグビー大会です。

実は、私の子ども2人も参加してます。


武蔵野市では、立派な芝生の陸上競技場があるのですが、普段の練習は、芝生養生のためかほとんど使わせてもらえず、固い地面の中央公園の球技場です。

今日はひさびさの芝生の感触で、子どもたちも思いっきりタックルに飛び込み、地面に転がっていました。


やっぱり、ラグビーは芝生の上ですよね。
子どもたちの動きが全然違います。

昨今は、サッカー人気に押されて、ラグビー人口が頭打ちのようですが、先日ご紹介したJFAのように、日本ラグビー協会も、ぜひ芝生のグラウンドを増やすようなプロジェクトをうつべきだと思うなぁ。

我が子の学年は応援に熱心な保護者が多いので、今日はファングリーン通信を渡して、NPOの宣伝をしてきました。このブログを読んでいるあなた、まずは芝刈りから体験してみませんか?興味のある方はメール下さいね。

アドレスは、web.fun.green●gmail.com(送るときは●を@に替えて下さいね→スパムメール対策です)。

2008年6月7日土曜日

JFAグリーンプロジェクト(芝生化モデル事業)

日本サッカー協会は、都道府県サッカー協会、サッカークラブ、自治体、小中学校、幼稚園・保育園などを対象に、グラウンド5面分(50,000㎡相当)の芝生の苗30万株を無償で提供する芝生化キャンペーンをおこなっています。
その、芝生のポット苗作りに茨城県まで参加してきました。
先週末から、地元の方々を中心に製作してきたそうですが、天候が悪く思った様に進捗していないための“助っ人”です。
ファングリーンは、先週、小金井の農家で15000個を作ってきましたので、楽勝か?!と思いましたが…。

まず、プラスチック製の苗床(ホームセンターなどで園芸用に売っている25個のくぼみのあるヤツ)に砂を入れてならします
くぼみのひとつひとつに、ほぐしたティフトン芝を数本ずつ植えていく。植えたところに砂をかける
→要は、これだけの単純作業
と言ってしまえばそれまでですが…。


途中から雨も降ってきて、やや悲壮感漂う状況に…。
「これで『3級ポット芝植え付け技士』の一次試験免除ですね(そんなのないケド)」「そんな免許いらねーよ」なんて冗談を言いながら。
でも、全国で5つのグラウンドが芝生化されるためのお手伝いと思って、精魂込めてね。
18時までかかって、総数約12万ポット完成!(画面に入り切れていません)
この上、さらに今週末をかけて、30万ポットを完成させるそうです。
こつこつとした地道な作業でしたが、このポット苗方式だと、移植が簡単で子どもでもできることや、移植後スグにグラウンドが使用できる、などの利点があります。
申し込みは協会HPでやっていますので、ぜひどうぞ。

2008年6月4日水曜日

今日の市民公園

芝刈り終わりました。

公園から、ケータイで更新しますね。

刈ったあとの「芝カス」で成長度合いがわかりますが、気候が良くなるに連れ、伸びが良くなっていますね。着実に

2008年6月2日月曜日

ファングリーン通信を配布しました

先日ご紹介したファングリーン通信No.1を武蔵野市役所で配布してきました。

市長と副市長を始め、教育企画課、保育課、子ども家庭課、スポーツ振興事業団など、校庭や競技場、園庭・広場などの芝生化に興味のありそうな部局です。
まずは、こんなNPOが身近にあるんだと言うことを知ってもらうと共に、市役所の目の前の広場にある芝生に興味を持って頂きたいと思ってます。
このブログのアドレスも書いてありますので、訪問者も増えるといいな。

市役所8階の市民協同サロンには、壁に掲示して頂いて、10部ほどおいてきました。

もうすぐ梅雨入りかな?

先週水曜に刈って以来、5日ぶりに芝刈りをしました。




←芝刈り後にまた市役所8階から写真を撮りました。








←これは5月15日のブログに掲載したもの

 このときは快晴なのでちょっと印象が違うかも




20日たっていますが、写真で成長がわかるかな?
どうでしょうか?緑が濃くなっているでしょ!

2008年6月1日日曜日

ポット芝づくり

今日は久々の快晴!ドピーカンの好天でした。

小金井市の農業、大沢さんの畑を借りて、総勢20余名でポット芝づくりをおこないました。
暑い中、大変おつかれさまでした。



午前中は左の写真の様な芝生づくり。
30cm四方ほどのティフトン芝を敷き詰めて、圧をかけています。
子どもも協力してくれました。







←これがポット芝です。
ティフトン芝をほぐして、ちょっとづつ
植えていきます。
上からさらに土と肥料をかけて、
水をまきました。



みんなもくもくと作業中です。
ぜんぶで15,000ポット目標!








そして、実働3時間ほどで完成!
これから、1ヶ月ほど水やりをして成長したところで、
近隣の小学校の校庭や、むさしの市民公園にも使う予定です。






この段階から芝生を育てると、きっととても親近感がわくのですね。
7月頃、市民公園に植え込むのが楽しみ楽しみ…(^^)/