2011年2月8日火曜日

東京砂漠

代表の戸塚です。一昨日の事務局氏の記事とかぶってしまいますが、乾燥と砂ぼこりと芝生について。

我が家の息子は地域の少年サッカーチームに入っていまして、私も練習のお手伝いに参加しているのですが、このところの乾燥続きで、小学校校庭のグラウンドもカラカラに乾燥しきっています。表面の土がサラサラのパウダー状になってうっすらと積もった状態で、走り回る子ども達の足もとからは朦々とした砂ぼこりが舞い上がります。

練習が終わる頃には子ども達の手足も顔も白粉をまぶしたかのように真っ白、そこを汗がしたたり落ちて黒い筋をつくります。私の買ったばかりの濃紺のベンチコートも黒のサッカーシューズも真っ白、顔も砂でざらざら、口の中もざらついて、「砂ぼこりの味」を感じます。


上の写真は、先月子ども達のチームの練習試合で、近隣の小学校校庭にお邪魔したときのビデオの一コマです。1月前半のこの日は時折強い風がどっと吹き付け、そのたびに巨大な砂塵の固まりがグラウンドの子ども達を覆い尽くすように移動していきました。一瞬、少年用サッカーコートの片方のゴールから、反対側のゴールが見えなくなります。

まさに砂塵吹き荒れる東京砂漠。あなたがいても、相当につらいのです。

もちろん好きでサッカーチームに入っているような子ども達ですから、砂ぼこりがたつからイヤだなどと文句はいいません。まるで苦行に耐える修行者のように、朦々とした砂ぼこりの中で真っ白になり、目をしばたたかせながら練習に取り組み、試合に臨みます。でもそんな苦行も厭わないサッカー少年や野球少年以外にとってはどうでしょう。そんな中にわざわざ出て行って遊びたい運動したいと思うでしょうか。大人はどうでしょう。


子ども達を真っ白にまぶした砂塵の固まりは、校庭を越えて周囲の住宅を覆っていきます。校庭や公園の周辺にお住まいの方々の、砂塵による不快感は大変なものなのなのではないでしょうか。前日洗車したばかりの私の車は、子ども達と同様に砂ぼこりで真っ白になっていました(涙)。

もしこのグラウンドが芝生だったら、子ども達も大人もずっと快適に気持ちよくスポーツを楽しめるだろうにと、思わずにはいられません。例え国立競技場のような青々とした緑ではなくとも、「程々に手入れされた草地」程度の芝生であっても、このような砂塵を防止するには十分です。

私達が維持管理のお手伝いをしているむさしの市民公園でも、「芝生になって砂ぼこりが立たなくなってとても快適」ととても好評です。今でも、お昼時に敷物を拡げお弁当を食べている親子連れがいるようです。

大人も子ども問わず使う人の快適さのために、また周辺にお住まいの方々の快適な生活のためにも、校庭やグラウンド、公園の芝生化はおすすめです。自治体の担当者の方は是非ご検討下さい。市民・利用者・周辺住民の方は自治体にご要望されてはいかがでしょう。

0 件のコメント: