わたしたちは、地域の広場や公園、学校校庭や園庭を、 子どもからお年寄りまでが安全で気持ちよく過ごせる芝生にすることで、 子ども達の外遊びや生涯スポーツを振興し、 緑豊かなまちづくりを推進するNPO法人です
2011年10月14日金曜日
むさしの市民公園の芝生は安全か?
福島第一原発事故によって放出された放射能物質による汚染が関東各地でも問題になっています。特に雨どいの下や落ち葉の吹きだまり、草地や芝生などには放射濃物質が溜まりやすく危険ということは早くから指摘されており、私たちと全く同じ手法で、児童や地域の人々が一緒に植えて心を込めて育てた芝生を、苦渋の決断の末に剥ぎ取った福島の小学校のニュースには、私たちも深く心を痛めていました。
そんな中、8月中旬になってようやく、私たちが芝生化活動を行っている「むさしの市民公園」を含む市内24箇所の公園での放射線量測定が武蔵野市行われました。
むさしの市民公園での放射線量は….
公園北側市庁舎側の土の上 地上5cmにて0.06マイクロシーベルト毎時
公園中央の芝生の上 地上5cmにて0.08マイクロシーベルト毎時
http://www.city.musashino.lg.jp/anzen_anshin/shinsai/007041.html
※芝生の上での計測は私たちからのリクエストに応えて追加測定して下さいました。
0.08マイクロシーベルト毎時とは、つまり、1日24時間を1年間365日ずっとこの芝生の上で過ごした場合の被曝量が...
0.08x24時間x365日=700.8マイクロシーベルト
つまり年間0.7ミリシーベルトとなります。
この数値が安心してよいものか、それでも警戒すべきものかは、様々な意見もあるかとは思いますが、ワタクシ個人としては、福島原発事故以前から適用されていた基準値を一つの信頼出来る目安として考えていますので、「年間1ミリシーベルト」を安全か危険かの基準としています。
このことから「むさしの市民公園の芝生はこれまでと同様に使っても問題ない」と考えています。
6月の地元認可保育園父母会の運動会 大人も子どももみんなハダシ
やはり芝生は裸地よりも放射濃物質を溜めやすく、線量が高くなるという説を裏付ける結果とはなりましたが、それでも芝生を剥いだり、子どもの使用を制限しなければいけないような危険な数値ではなかったということに、ほっと一安心しました。
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