2011年10月5日水曜日

吉祥寺西コミセンの中庭芝生化

むさしの市民公園のオーバーシード作業完了後、吉祥寺西コミセンに向かいました。

こちらのコミュニティーセンターでは、従来学童保育の子ども達の遊び場として使われていた中庭を、学童保育移転に伴ってコミュニティーガーデンとして利用することとなりました。この中庭を、コミセン運営委員の方々が中心となって芝生化しようという計画が立ち上がり、ファングリーンとしてお手伝いさせて頂くことになりました(4月の作業の様子はコチラ)。



7月の始めに試験的にティフトンのポット苗を植えてみましたが、ご覧の通り日当たりがあまり良くなく、日照要求量の大きいティフトンは十分に成長出来ませんでした。もっともこちらは一般開放された公園やグラウンドと違って、スポーツや外遊びの場として使われることは滅多にないため、必ずしもティフトンをベースにする必要もないだろうということで、秋と春の2回播種する冬芝を主としてやってみることにしました。仮に夏の暑さで冬芝がなくなってしまったとしても、また秋に冬芝の種を撒けばよいという考え方です。


小型の手押し式のエアレーター。市民公園でいつも見ているものよりも大分可愛らしいサイズですが、ちゃんとエンジン駆動で自走しながら、ガシガシとスパイクを刺していきます。これで表面の土をほぐし、通気性をよくし、発芽後の根が入りやすくしてやります。



冬芝ペレニアルライグラスの種をスプレッダーで播きます。
ティフトンベースのオーバーシードの場合は、あまり多く撒きすぎると来年春以降のティフトンの成長を阻害してしまうため、程々の適量に抑えますが、ここではその心配がなく、冬芝がメインとなるため、市民公園よりも大目に撒きます。



種と肥料を撒いた後は散水です。面積が小さいので普通の12Aサイズの蛇口から取水しての散水でも十分可能です。(むさしの市民公園では25Aの取水口を4カ所設置してもらっています)撒いているのは西コミセンの運営メンバーであり、ファングリーンの設立時から理事として参加して下さっているIさんです。



むさしの市民公園での芝生化活動の最初の頃に使っていた簡易型スプリンクラーが使われていました。一般的な水道水圧でヘッドの角度をゆっくりと変えながら長方形状の形に自動散水してくれます。1600㎡に拡張した市民公園の芝生に散水するには力不足ですが、100〜200㎡くらいの面積であれば逆に使い勝手がいいようです。

こちらのコミセンでは11月中旬にお祭りが開催されるそうですので、それまでに美しい緑の絨毯に育ってくれることでしょう。

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