2009年10月30日金曜日

味の素スタジアム

東京の方ならよくご存じの、JリーグFC東京のホームグラウンド「味の素スタジアム」です。
6月に天然芝の全面張り替え工事と、スプリンクラー工事がありました。
スプリンクラーは、以前は大型のレインガンタイプのものがピッチ4辺の中央部分に計4機設置されていて、散水をおこなっていましたが、そのタイプは一気に大量の水がまけるのが利点ですが、逆に“まきむら”が多くなってしまう欠点があります。特に風の強い日は結局人がコントロールしなければなりません。
均一にまけないと、芝生が均一に育ってくれませんからね。
改修後のスプリンクラーは小型のポップアップ式のものがピッチ内に埋め込んであります。小さいので、目で見て探そうと思っても見つからないくらい…。プレーへの影響もほとんどありません。今は、校庭芝生化もこのタイプが主流ですね。
  

今の時期は、ライグラスが育って、緑がホント鮮やかです。

  でも、味の素スタジアムも、日照条件が悪くてグランドキーパーが苦労しているようです。 アウェイ側観客席(南側)の屋根のために、日照条件がピッチ内で均一ではありません。
思い切って、アウェイ側の屋根を取ってしまえばいいのに…(どうせ相手側なんだから)なんて。

ちなみに国立競技場は、屋根がメインスタンドにしかないので日当たりはよいです。秩父宮ラグビー場も屋根はメインと一部バックスタンドだけなので影響は少ないのですが、行った方はよくご存じの、南側に高くそびえるオフィスルビルのためにこれまた日照条件がきわめて悪いです。

観客にしてみれば、雨でも快適な屋根付き観客席の方が良いし、なるべく観客席がピッチに近い方が迫力あって良いのですが、芝生にとっては、日差しをさえぎることになってしまうんですね。
こんなことも、自分が芝生に関わるようになっての発見でした。

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