2009年10月16日金曜日

広いスペース+芝生=自然に体を動かしたくなる



10月12日体育の日の市民公園の様子です。

7月20日に120名の参加者とともにポット芝を植え付けてから約2ヶ月半で、これだけの芝生になりました。(7月20日の記事) 

そのとき植え付けに参加して頂いた方から「まさかこんなキレイな芝生になるなんて....本当の事を言うと、あの時は半信半疑でした。素晴らしい公園になりましたね。」という嬉しい感想を頂きました。


ちなみに、ほぼ同じアングルから見た、芝生化以前の市民公園の様子が左の写真です。手前部分もまだ芝生ではなく、ひざまでの高さの草がボウボウに生えた藪になっていました。

サッカーや野球は奥の土の部分で行われていましたが、走り回れば足下からは砂埃が舞い上がり、転べばまず間違いなく擦り傷です。「利用者が多いので芝生は無理だろう」と言われていました。



最近、散水や芝刈りの作業中に、親子連れの公園利用者の方、ベンチで休憩中の方から「見違えるようにキレイになりましたね」「気持ちのいい公園になりましたね」と声を掛けて頂くことが、以前よりも増えたように感じます。やっぱり、一部だけの芝生よりも、より広い面積の芝生の方が、気持ちよさも見た目の美しさも、印象が強いのでしょうね。



公園の利用の仕方も変わり始めているように感じます。


以前は、市民公園でよく見る遊び方としては、土の上での野球、サッカー、キャッチボール、自転車で走り回る、だったのが、フリスビーやバトミントンをする親子連れ、芝生に腰をおろしてくつろぐ少年少女の姿をよく目にするようになりました。オープンスペースの主な利用者といえば小学生男子だったのが、小さい子ども連れの親子や、女の子の姿が以前よりも増えている気がします。

足下から砂埃が舞い上がる砂と土の上と、みずみずしい芝生の上では
バトミントンの気持ちよさも違ってきますよね。

「運動していい場所」ではなく、「思わず体を動かしたくなる場所」、それが広々とした芝生の広場の持つ意義だと思います。

このような「体を動かす気持ちよさ」を感じられるスペースが、ここ市民公園以外にも、町のあちこちにあって、すべての市民が気軽に歩いて行けるような場所にあったら、子ども達も大人達も、地域のあり方もずいぶんと変わってくるのではないでしょうか。

さらに、そんな芝生の世話を、地域の市民や利用者が楽しみながら無理のない範囲で参加して行い、行政や私たちのようなNPO、あるいは民間企業や専門家がそれを支えている。

本当に豊かなまちのあり方というのは、そんなつながりのなかにあるのではないかという気がします。

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