2010年9月2日木曜日

祭りのあと

ダメージ回復のためにひたすら散水!


先週土曜日8月28日、むさしの市民公園にて、武蔵野青年会議所主催にて今年はじめて開催されるお祭り、「武蔵野まん中夏祭り」が開催されました。青年会議所のホームページにお祭りの写真が掲載されていますので、ご紹介します。


相変わらずの猛暑にも関わらず、大盛況のお祭りだったようですね。

あまりの暑さに、日中は太陽を遮るもののない芝生の上はあまり人気がなかったようですが、夕方日差しが弱まってくると、芝生に腰を下ろしてくつろぐ来場者の姿がめだつようになったそうです。

このむさしの市民公園ではすでに、春の桜祭り、初夏のふれあい祭り、秋の青空市という、来場者数万人規模の3つのお祭りが年間行事として開催されていまして、今回の武蔵野真ん中夏祭りは、4つめの大規模イベントとして加わることになります。


この公園の芝生を作り育てている私達の立場からすると、こうしたお祭りで芝生が使われることは、来場者の方がより気持ちよくお祭りを楽しんでくれるという点においては嬉しいことですし、それによって芝生が傷むことはある意味本望でもあるのですが、やはり数万人の来場者に踏まれることによるダメージは小さくなく、特にお祭りのステージやテントの設営や撤去作業で運搬車が走り回ることによるダメージは毎回深刻で、悩みの種でした。


かといって、これら従来からあるお祭りは公園の芝生化以前から行われていたものですから、公園が芝生になったからといって、そのダメージを軽減するために従来通りのやり方を変えるということは、私達からお願いはするものの、十分に理解して受け入れ頂くのは簡単なことではありませんでした。

(左: 撤去作業で車輌が走り回り、深刻なダメージを受けた芝生)




そんな中、今回はじめて開催された「武蔵野真ん中祭り」は、準備の段階から「市民公園でこのようなお祭りを開きたいのだが、皆さんが育てておられる芝生へのダメージは最小限にしたい。どういった点を注意をすればいいだろうか?」とご相談頂き、私達の説明や要望にも真摯に耳を傾けて下さいました。また、出展者向けの説明会にもお呼び頂き、各出展者の準備や撤去作業での注意を呼びかける機会も頂くことが出来ました。出展者用テントも芝生部分を取り囲むように周囲に配置し、その外側を車が通れるようなにレイアウトしてくれていました。


残念ながらお祭り当日、私は参加は出来なかったのですが、翌日のテント撤去作業の終わり際に様子を見に行ってみると、タイヤ痕のほとんどは、芝生外周の土の部分に集中し、何台か残っていた車輌も注意深く芝生を踏まないように走ってくれているのがよくわかりました。お目付役の実行委員会の方がすでにいないのにも関わらず。(ひょっとしたら私の視線が気になったのかもしれませんが….。)

(芝生エリアを避けて大きく迂回しているテント資材搬出トラック)


そのおかげで、今回のお祭り後の芝生の状態は、これまでのお祭りの後と比較して、遙かに良好です。もちろんダメージが無いわけではありませんが、ずっと軽微です。青年会議所の皆さん、十分なご配慮を頂きありがとうございました。むさしの市民公園の芝生を楽しむ多くの利用者と、この芝生を支えるファングリーンメンバー&サポートメンバーとを代表して、お礼申し上げます。来年も是非、素晴らしいお祭りを開催して頂きたいと思います。

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